149年前は東京でマイナス9度!!2025年の成人の日、天気はどうなる?【お天気タイムマシン】

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2025年01月10日 16:27  TBS NEWS DIG

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TBS NEWS DIG

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TBSテレビお昼の情報番組「ひるおび」でおなじみの気象予報士・森朗さんと、過去の天気から最新の天気予報まで天気に関するありとあらゆる情報をお届けする「お天気タイムマシン」。今回のテーマは「成人の日の天気」です。みなさんの成人式の日は晴れていましたか?それとも雪でしたか?(アーカイブマネジメント部 萩原喬子)

【画像で見る】昭和29年、昭和39年、平成12年の成人式

149年前の1月13日の東京は想像を絶する寒さだった…

今年(2025年)の成人の日は1月13日。今から149年前の1月13日、東京ではとんでもないことが起こっていました。1876年(明治9年)の1月13日、なんとその日の東京の最低気温が「マイナス9℃」だったのです。149年経った今でも破られていない記録です。

この時期の東京の天気の特徴は?

気象予報士 森朗氏:
成人の日の辺りは1年で一番寒い時期。一番寒いということは西高東低の冬型の気圧配置になりやすく、カラカラの晴天になります。なので寒くて晴れているというのが特徴です。ただ必ず晴れるというわけではないので、何かが降る時もあります。一番寒い時期なので雨より雪が降ることが多くなります。

晴れ?それとも?過去50年のデータで東京の天気を見てみると…

日本海側は大雪のこの時期、東京はどんな天気だったのでしょうか?1975年(昭和50年)から2024年(令和6年)の過去50年分、東京の「成人の日」の天気を調べてみました。すると晴れが一番多く全体の64%の32日、くもりが全体の20%の10日、雨が全体の4%の2日、雪が全体の12%の6日という結果になりました。

成人の日のルーツは埼玉・蕨町にあり

そもそも成人式の始まりは1946年(昭和21年)、埼玉県蕨町(わらびまち/現・蕨市)で行われた「第1回青年祭」がルーツだそうです。この当時、国全体が敗戦による虚脱感で明日への希望が見出せずにいた中、次代を担う若者たちを勇気づけ励まそうと「青年祭」が企画されたということです。その後1948年(昭和23年)には国や県からもこの青年祭に関心が寄せられ、1月15日が「成人の日」となり、全国へ広がりました。TBSのアーカイブに残されている一番古い映像は1954年(昭和29年)の埼玉県の羽生町(羽生市)の映像。この当時は着物姿の人がいませんでした。

その10年後、1964年(昭和39年)の映像には振り袖姿の女性たちが映っていました。

現在の1月の第二月曜日が「成人の日」になったのは2000年(平成12年)のこと。2022年(令和4年)には成人年齢が18歳に引き下げられましたが、多くの自治体が従来通り20歳を対象に「二十歳のつどい」「二十歳を祝う会」などに名前を変えて開催しています。

2025年(令和7年)の成人式の天気はどうなる?

気象予報士 森朗氏:
日曜日(2025年1月12日)の夜遅くに雪になるかもしれないんですが、降る時間は短いです。ただし夜降るので意外と積もったり、翌日、月曜日の朝、凍結などに注意が必要です。

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