全国銀行協会の看板=東京都千代田区 全国銀行協会(全銀協)が、運営する電子交換所での約束手形や小切手の交換業務を2027年4月に終了することが23日、分かった。政府は26年までに全面廃止することを目指しており、メガバンクや地方銀行でも発行終了を決める動きが進んでいた。全銀協はネットバンキングや、支払期日に自動決済される電子記録債権などへの移行を促す。
電子交換所での取り扱い終了後も企業や金融機関同士が郵送などで手形・小切手を直接交換することは可能だが、取り扱いを停止する金融機関もあり、利用継続は難しくなる。三菱UFJ銀行など3メガバンクでは、25年度中の発行終了が決まっている。