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日本民間放送連盟(民放連)の新会長に就任した早河洋氏(81=テレビ朝日会長)が22日、都内で会見し、フジテレビの社員に「頑張れ」とエールを送った。
会見の冒頭、中居正広氏と女性アナウンサーをめぐる問題を発端にしたフジテレビ問題に言及。「歴史上ない不祥事」とし、「民間放送の信頼を回復する」と抱負を語った。
一方で、1982年から12年間にわたり視聴率3冠を独走したフジテレビの黄金時代を振り返り、「テレビ文化の一時代を築いた。その主役はなんといっても現業の社員」と評価。「これからのフジテレビの再生のために、1人1人がモチベーションを高めて仕事をし、改革再生の力になっていただきたい。その意味で、あえて申し上げるなら、フジの社員の皆さん、頑張れと申し上げたい」と語った。
フジテレビは、長年にわたりスローガンとしてきた「楽しくなければテレビじゃない」からの脱却を明言し、改革を進めている。早河氏は「経営陣も相当な覚悟、決意と受け止めている」とした。
自身も日枝氏と同様に80歳代で、長年にわたりテレビ朝日の経営に携わっていることへの一部批判について「立候補ではなく、あくまでも推薦された」とした上で、「テレビ朝日のケースでいえば、数年前から社外の取締役を委員長とする指名・報酬委員会において、自分を含めた役員体制をはかっている。僕が思うように人事を勘案していることはまったくありません」。
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また、「第三者の価値判断を大切にして、適材適所のやり方をしている。65年間で初めて3冠王は、そういう人事配置の成果であると誇りに思っている」と話した。
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