与野党、参院選へ=来月3日公示、20日投開票―通常国会、22日閉幕

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2025年06月20日 14:31  時事通信社

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ガソリン税暫定税率廃止法案を可決した衆院本会議=20日午後、国会内
 第217通常国会は22日、閉幕する。与野党は「7月3日公示、20日投開票」の日程で行われる見通しの参院選へ臨戦態勢に入る。昨年の衆院選に敗れた石破茂首相(自民党総裁)は政権維持が懸かる。野党は衆院に続き、参院でも与党の過半数割れを目指す。

 消費税減税や現金給付など物価高対策が最大の争点。「政治とカネ」の問題や選択的夫婦別姓制度も含め、与野党の激しい論戦が交わされそうだ。

 立憲民主党など野党7党が共同提出したガソリン税の暫定税率廃止法案を巡り、与野党は20日も攻防を続けた。衆院財務金融委員会の阿久津幸彦委員長(立民)が職権で採決を決め、立民や日本維新の会、国民民主党などの賛成多数で可決。衆院本会議でも可決し、参院に送付された。自民、公明両党は反対した。

 これを受け、自民、立民両党の参院国対委員長は参院で審議に入ることで合意。立民の重徳和彦政調会長は参院本会議で行われた趣旨説明で「与党に任せていたらいつまでたっても暫定税率を廃止できない」と訴えた。質問に立った自民の船橋利実氏は「代替財源確保の見通しなしに廃止するなら無責任だ」と批判した。

 与野党は参院財政金融委員会の理事会で、21日に実質審議に入ることを決めた。参院選を控えた会期末の土曜日に委員会を開くのは異例だ。野党は同日の財金委と本会議で採決するよう要求している。参院は自公が過半数を占めるため、成立の見通しは立っていない。

 参院選は選挙区74、比例代表50の計124議席が改選され、東京選挙区で非改選の欠員1を補充する「合併選挙」と合わせ、計125議席を争う。 

各党へのあいさつ回りをする石破茂首相(中央)=20日午後、国会内
各党へのあいさつ回りをする石破茂首相(中央)=20日午後、国会内

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  • 農水大臣小泉Jr劇場で自民党の支持率が上がっているようだが、安易過ぎると思うのはワシだけか?
    • イイネ!3
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