話題の新作「デス・ストランディング2」を25時間遊んだマンガ家が気づいたこと 「これ、メタルギアじゃん!」

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2025年07月06日 12:31  ITmedia NEWS

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 6月26日にソニー・インタラクティブエンタテインメントより話題の新作「DEATH STRANDING (デス・ストランディング)2:ON THE BEACH」が、PlayStation 5向けに発売されました。「メタルギア」シリーズで有名な小島秀夫氏がプロデュースし、好評を博した「DEATH STRANDHING」の続編となります。


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 前作のストーリーは、デス・ストランディングという天変地異により断裂した世界を配達人(ポーター)であるサムがつないでいくというもの。プレイヤーはサムとなり、世界をつなぐ装置を各所に配達することになります。この「配達」というのがゲームのメインになっており、ルートや手段などを模索しながら荷物を届けるというそのシステムが画期的だったこともあり、ボクも夢中になって遊んだ思い出があります。


 今作は、基本的な部分は前作とあまり変わっておらず、全てにおいてブラッシュアップされている印象です。前作では序盤にその手段が少なく苦労の多かった配達は、序盤から車両や建設物などが利用できるのでかなり快適。サポートしてくれる仲間も早い段階から支えてくれるし、孤独でさみしかった前作に比べ、ストレスなくプレイできます。


 中でも大きく変わったのが戦闘面です。前作では基本的に避けるべきだった戦闘ですが、今作では違います。スナイパーライフルなど武器の種類がかなり豊富になり、戦闘の幅が広がりました。隠密行動をとるのか、それとも真っ向から撃ちあうのか……色々考えながらの戦闘を楽しみながらも、ボクはこの戦闘に既視感を覚えました。……これってメタルギアじゃん!


 時にはステルスで敵の目を盗み、時には撃ち合う。状況に応じて色々考えながら敵に対処していく感じはメタルギアに近いものでした。配達の楽しさに加え、メタルギアのような戦闘の楽しさも加わった今作は、まさに小島監督の集大成ともいえるのかもしれません。


 一方で、個人的にはそれだけメインのシステムが魅力的なのにも関わらず、ボス戦は相変わらず直接ドンパチさせられるといった、これまでの小島作品同様の不満点もあるのは事実です。それでも続編として正しく進化している本作は、前作のファンのみならず、メタルギアは遊んでいたけどデス・ストランディングは触っていないといった人にも是非、遊んでほしい傑作でした。


●著者紹介:サダタロー


1998年にテレビ番組「トロイの木馬」出演をきっかけに漫画家デビュー。代表作は「ハダカ侍」(講談社、全6巻)、「ルパンチック」(双葉社、1巻)、「コミックくまモン」(朝日新聞出版、既刊7冊)など。現在、熊本日日新聞他で4コマ漫画「くまモン」を連載中。Pixivはsadataro、Twitterは@sadafrecce。


●連載:サダタローのゆるっと漫画劇場


漫画家のサダタローさんが、世界初の電脳編集者「リモたん」と一緒に話題のアレコレについてゆる〜く語るまんが連載。たぶん週末に掲載します。連載一覧はこちら。過去の連載はこちらからどうぞ。



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  • 「よくわからんが、庵野さんがやると全部「エヴァ」になり、河森さんがやると全部「マクロス」になる、みたいなモン?(富野さんは全部「ガンダム」にはならんが、死屍累々になる)」
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