「手が止まりません!」 プロが教えるキュウリの“一番うまい食べ方” 驚きの一手間に「これは食いたい」「勉強になる」

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2025年08月13日 10:30  ねとらぼ

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プロが教えるキュウリの“一番うまい食べ方”

 料理人歴21年の板前が伝授する“キュウリの一番うまい食べ方”が「これは食いたい」「おいしそうなので早速作ってみます」とYouTubeで話題です。動画は記事執筆時点で100万回以上再生されています。


【画像】完成した料理


 動画を投稿したのは、飲食店経営者歴15年&料理人歴21年を誇る岩野上幸生さん。楽しくて役に立つ食の情報をYouTubeチャンネル「飲食店独立学校 /こうせい校長」で発信しており、以前には“100倍うまくなるそうめんのゆで方”が話題になりました。


 今回はスーパーなどで購入できる身近な野菜「キュウリ」の下処理方法やごはんが進む絶品レシピを紹介してくれるようです。


 岩野上さんが用意したのは、表面に“白い粉っぽいもの”が付いているキュウリ(5本650グラム)です。昔は農薬と誤解されてしまうことがあったそうですが、その正体はキュウリの天然分泌物「ブルーム」で鮮度が高い証拠なのだとか。また、イボのあるキュウリは“板ずり”という下処理を行うことにより食感と仕上がりが別格に良くなると説明しました。


 その板ずり方法は「まな板の上に並べたキュウリに塩をまぶしてゴロゴロと転がすだけ」といった簡単な方法です。キュウリの両端までしっかり処理することで、イボを取り除きながら表面に傷が付いて味が染み込みやすくなり、キュウリ特有の青臭さも柔らぐのだといいます。


 板ずりを終えたキュウリは水で軽く洗い流し、塩大さじ1を加えた3リットルのお湯で20秒ゆでました。このとき、沸騰してから塩を入れるとお湯が跳ねる可能性があるので、必ず“火をつける前”に入れるようにしましょう。また、20秒以上ゆでるとキュウリ特有のパリッとした食感が失われてしまうそうなので、タイマーを使うと良さそうですね。


 下ゆでした後は常温の流水でやさしく冷やし、キッチンペーパーなどで水気を取ったら下処理の完了です。青臭さが抜け、より鮮やかでツヤとハリのあるキュウリになりました。このまま冷やして丸かじりしたくなるほどおいしそうですね。


 続けて岩野上さんは、キュウリをおいしく食べるレシピを紹介してくれました。まずは、キュウリの両端を切り落としていきます。ちなみに、現代のキュウリはアクや苦みがほとんどないので、キュウリの端と果実をすり合わせるアク抜きの工程は省いても問題ないそうです。


 そのまま分厚めに斜め切りしたキュウリをボウルに移し、甘みやうまみを引き立ててくれるにがり成分の入った天然塩10グラムで塩もみし、余分な水分を抜いておきます。精製塩で代用することもできるそうですが、その場合はうまみ調味料などで微調整することをオススメしました。


 塩がなじんだらラップをかけ、冷蔵庫で1時間ほど寝かせましょう。その間にわさび漬けの調味料を作っていきます。鍋にみりん大さじ2、砂糖小さじ1、濃い口しょうゆ大さじ2、穀物酢大さじ1、カツオだし小さじ2を入れ、沸騰させながらなじませました。


 火を止めたら鍋ごと氷水が入ったボウルに移して急冷させます。しっかり冷ましてからチューブのわさび大さじ4を混ぜ合わせたら調味料の出来上がりです。


 1時間たったら冷蔵庫からキュウリを取り出し、キュウリから出た余分な水分をザルで切り、キッチンペーパーなどで1枚ずつ丁寧に水気を拭き取ってから調理用のポリ袋に移し替えます。調味料を入れてやさしくもみながら袋を傾けて調味料を全体になじませ、もう一度しっかり空気を抜いて平らにならしたらバットに置いて冷蔵庫で30分寝かせました。


 最後に水気を切って盛り付けたらキュウリのわさび漬けの完成です。たった1時間寝かせただけでも、味が染み込んでいてとてもおいしそうな見た目です。


 味見をした岩野上さんは「うま! もう、なにこれ。めちゃくちゃうまいやないかい!」「箸が止まらなくなるほどクセになる味わい」「夏バテで食欲がないときでも、ポリポリパリと心地よい食感にツーンと抜けるわさびが食欲をグッと引き出してくれます。ごはんのお供にもお酒のおつまみにも相性抜群! ぜひ一度お試しください」と伝えました。詳しい作り方や包丁の使い方のポイントは動画で確認できます。


 身近な野菜をよりおいしく食べれる方法に、コメント欄では「キュウリがこんなにおいしそうになるなんて」「驚きでした!」「20秒ゆでるのがコツですね!」「技がすごい」「ものすごく勉強になります」「本当にありがたいです」「食べる手が止まりません!」といった声が寄せられています。


 岩野上さんは、この他にも素材を生かしたレシピなど料理に関する情報をYouTubeチャンネル「飲食店独立学校 /こうせい校長」、X(@KOUSEI26578627)、TikTok(@kousei88888)、Instagram(@kouseiiwanoue)で発信中です。また、経営するワインバル「花小金井のわいんばーる BUGreen(バグリーン)」(東京都小平市)については公式Instagram(@bugreen.w)からチェックできます。


動画提供:YouTubeチャンネル「飲食店独立学校 /こうせい校長」



このニュースに関するつぶやき

  • 夏バテのときにこんなに手間暇かけて栄養のないきゅうり食べる気になれませんて。
    • イイネ!4
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