「食べると季節を感じる」機能性・ご褒美系の次は「ご当地ヨーグルト」に注目 牧場ごとの味も魅力【Nスタ解説】

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2025年10月07日 19:57  TBS NEWS DIG

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TBS NEWS DIG

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ヨーグルト1つの平均価格は160円と、ヨーグルトの価格が上昇しています。
ヨーグルトの単価上昇の背景には何があるのでしょうか。

【写真を見る】国内で200頭のみ 希少な“牛”のヨーグルト

機能性・ご褒美系 新食感ヨーグルトも続々登場

出水麻衣キャスター:
近年、ヨーグルトの価格が上昇しています。

価格アップの背景には主にコストの上昇が挙げられますが、他にも『機能性ヨーグルト』や『ご褒美系ヨーグルト』など、種類が増えていることも影響しているようです。

『機能性ヨーグルト』には血圧や血糖値、中性脂肪に働きかけるものなど様々なタイプのものがあります。

【機能性ヨーグルト いろいろ】
・森永「トリプルヨーグルト(168円)」
・明治「プロビオヨーグルトPA-3(161円 / 番組調べ)」
・ダノンビオ「脂肪燃焼ヨーグルトドリンク(160円 / 番組調べ)」
・森永「ラクトフェリン200 ドリンクタイプ(195円)」
・キリン「おいしい免疫ケア(161円)」
・協同乳業「おなかすっきりヨーグルト(151円)」

各メーカーで、高価格帯のヨーグルトも展開しています。

【“ご褒美系”ヨーグルト いろいろ】
・明治「ブルガリアヨーグルトLB81プレーン HOME MADE STORY(346円 / 番組調べ)」
・共進牧場「Rich the yogurt(約400円 / 店頭価格)」
・タカナシ「北海道とろける生クリームヨーグルト(386円)」
・小岩井「プレミアムクリームヨーグルトグルメファン(463円)」
・タカナシ「濃密生クリームヨーグルト(149円)」
・YUDAミルク「プレミアム湯田ヨーグルト(970円 / みるくぼーやショップ価格)」

食品メーカー「フジッコ」の「カスピ海ヨーグルトリッチモ(1026円)」のお味は…

俳優・タレント 大和田美帆さん:
ソフトクリームのようで、少し固めですね。もったりとした食感で高級感があります。

出水キャスター:
苺にかけたり、パンケーキに添える生クリームの代わりにしたりすると、ヘルシーにいただくことができそうですね。

季節で味が違う?魅力が詰まった“ご当地ヨーグルト”

3000種類ほどヨーグルトを食べたという、ヨーグルトマニアの向井智香さんによると、「ご当地ヨーグルトには知られざる魅力が詰まっています」といいます。

例えば「食べると季節を感じる」というのです。冬は『濃厚な味』、夏は『さっぱり系』、春は『(牛が)青草を食べているので草の香りがする(色は黄色みを帯びる)』という人もいるということです。

国内で200頭のみ 希少な牛のヨーグルト

ご当地ならではの魅力のひとつに、『牛の種類』があるそうです。

牛には『ホルスタイン』や『ジャージー』、『ガーンジィ』といった種類があります。中でも『ガーンジィ』はかつてイギリス王室の御用達だった牛で、日本では現在約200頭ほどしか飼育されていない希少な牛だということです。

栃木・那須町の「南ヶ丘牧場」ではガーンジィ牛の乳で作られた『ガーンジィゴールデンヨーグルト』を販売しています。味は非常に濃厚だということです。

「ご当地ヨーグルト」農家にもメリットが 

注目は岩手のご当地ヨーグルトです。なぜなら岩手は小規模農家が多く、飼育環境が良いので美味しい牛乳がとれるため、ヨーグルトも美味しいというのです。

・岩泉ホールディングス「岩泉ヨーグルト」:美味しさを保つためにパウチタイプに
・大石乳業「なまちちヨーグルト Basic」など

各地でご当地ヨーグルトが広がりを見せていますが、背景には『農家フレンドリー』、つまり農家の皆さんにとってたくさんのメリットがあるというのです。

▼通常の牛乳よりも単価の高い商品を作ることができる
▼乳酸菌を入れて発酵させるだけで作れる
▼牛乳の中に菌を入れるだけなので廃棄物が出ない
▼牛乳よりも賞味期限が長い

小規模農家にとって、ヨーグルト作りは食品ロスの観点からも優しいということです。

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