外務省が「地球の歩き方」とコラボし作成した冊子「旅するODA」(同省ホームページより) 外務省は、海外旅行ガイドブック「地球の歩き方」とコラボし、政府開発援助(ODA)を紹介する冊子を作成した。タイトルは「旅するODA 世界で出会う日本の技術」。現地訪問のきっかけをつくることで、ODAへの関心を高め、理解促進につなげたい考えだ。
冊子は同省ホームページで公開。計12ページにベトナム、ラオス、エジプト、ペルー、ルーマニアの5カ国を取り上げている。日本の支援で建設された橋や鉄道、保存・修復された世界遺産の史跡などを説明。日本の国際貢献を楽しく理解できるよう、写真やイラストを多用した。
ベトナムとラオスの各都市に点在するODAの現場を巡る12日間のモデルコースも掲載。街並み保存や空港整備など、あらゆる貢献が地域に根付いていることを体感してもらうのが狙いだ。
作成の背景には、日本の経済状況を踏まえたODAに対する厳しい世論がある。同省担当者は「ODAが外交の重要なツールであることを、地球の歩き方とコラボすることにより、違った視点で発信できる」と説明。「旅行しなくても国際社会に役立っていることを理解してもらえるように作成した」としている。
各地のプロジェクトに携わる同省職員の仕事ぶりを紹介するコーナーも設けた。冊子は今後、同省が共催するイベントなどで配布する予定だ。