4日に行われたブラジル・ワールドカップ準々決勝のコロンビア戦で、背骨を折る負傷をし、ワールドカップからの離脱を強いられたブラジル代表FWネイマールは、同代表が決勝へ進んだ場合、試合に出場できる可能性が出てきたと、ブラジルのテレビ局『TV Globo』が報じている。
ネイマールは、コロンビア戦で先発出場したが、試合終盤に相手DFフアン・スニガのタックルを背中に受け、負傷退場。その後の検査の結果、腰椎骨折で復帰には40日から45日かかると診断されていた。
同メディアは、ネイマールがワールドカップ決勝の舞台でプレーする可能性を探っており、家族や医師たちと話し合いを行ったと伝えている。そんな中、理学療法士や、脊髄の専門家などの診断によると、負傷後48時間は痛みが酷く続くとしているが、骨折自体は同選手の動きを制限するもではないとのこと。そのため、痛み止めの注射を打つことで効果があれば、決勝戦に出場できる可能性があるとしている。そして、出場を決断し痛み止めを使用するならば、薬物療法によるドーピングのリスクにはしっかりとチェックし対処しなければならないとしている。
しかし、ブラジル代表の医療チームは、現段階でこの可能性を考慮しておらず、ネイマールの回復を最優先で努めている。また、同選手が決勝に出場するならば、完治を遅らせる結果となり、完全な復帰が遅れるとの意見もある。
いずれにせよ、ブラジル代表は、8日に行われるブラジル・ワールドカップ準決勝で、決勝進出をかけてドイツ代表と対戦し、勝利しなければならない。