VR内の映像を触ることができる!体感型のグローブ「Gloveone」

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2015年06月08日 19:20  FUTURUS

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FUTURUS

FUTURUS(フトゥールス)

仮想現実を気軽に楽しむことができるアイテムとして、『Oculus Rift』などのVRヘッドセットの市場が徐々に市場に浸透し始めている。臨場感や爽快感は一度体験してしまうとやみつきになってしまうようだ。

現在はヘッドセットのように視覚や聴覚に訴えかけるタイプのものが主流だが、触覚に訴えかけるアイテムがでてきた。

指の繊細な感覚を再現する

『Gloveone』はVRで映しだされた映像を“体感”できるグローブ型の端末だ。

ヘッドセットと組み合わせることで、たとえばVR上でピアノを弾いてみたり、植物とふれあうといった感覚をつかむことができる。グローブの中に無数のセンサーが内蔵されており、振動や、手のひら・指先の動きをVR上で再現できるのだ。

指と指の間の間隔なども把握するので、たとえばゲームの中で銃のトリガーを引く、あるいは自然のなかで花を摘むといった繊細な動きも検知する。つまり従来のVRにさらに没入感を高めてくれるというワケだ。

クラウドファンディングで資金調達中

稼働時間はフルで4時間。800mAhのリポバッテリーを搭載しているのでもちろん充電もできる。ヘッドセットとはBluetoothLEを使って連携するので省電力でもある。

サイズは3つ(XS-S、M-L、XL-XXL)用意されているので、子どもから体格の良い大人まで利用できるユニバーサル仕様となっている。

現在クラウドファンディングの『Kickstarter』で資金調達中であり、199ドル(プラス日本への送料)19ドルで一組の『Gloveone』を購入する権利が付与される。納期は2016年の2月を予定しているとのことだ。

この手のタイプのガジェットが登場することにより、VR市場はより活気づくであろう。『Gloveone』はAPIをオープンにしているので、開発者たちはより新しい使い方や利用シーンを考えることができる。またこのようなガジェットが増えることでコンテンツ製作側も刺激を受けることになるだろう。

日本ではまだまだ一部のアーリーアダプターにしかリーチしていないVRだが、より快適な仮想現実の世界を提示していくことによって、普及する日もそう遠くなさそうだ。

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