アピチャッポン新作『光りの墓』、眠り続ける男と王の墓巡る物語

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2016年01月19日 12:11  CINRA.NET

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『光りの墓』ポスタービジュアル ©Kick The Machine Films / Illuminations Films (Past Lives) / Anna Sanders Films / Geißendörfer Film-und Fernsehproduktion /Match Factory Productions / Astro Shaw (2015)
アピチャッポン・ウィーラセタクン監督の映画『光りの墓』が、3月から東京・渋谷のシアター・イメージフォーラムほか全国で公開される。

2010年に公開された『ブンミおじさんの森』で『カンヌ国際映画祭』パルムドールを受賞したほか、美術家としても活動するタイ出身のアピチャッポン・ウィーラセタクン。タイ東北部の病院を舞台に、ベッドで眠る「眠り病」にかかった青年の世話を見始めた女性・ジェンが、眠る男たちの魂と交信する能力を持つ若い女性・ケンと知り合い、やがて病院の建つ場所に昔あったという王の墓と眠り病の関係に気がつく、というあらすじだ。

予告編では、眠り病の男が食事中に突然突っ伏すシーンや、ケンが眠っている男と交信している場面が確認できるほか、「私たち2人ももう死んでるわ」と話す女性の様子が、韓国のアーティスト・DJ Soulscapeの“Love is a Song”にのせて映し出されている。

なおシアター・イメージフォーラムでは、2月5日までアピチャッポン・ウィーラセタクンの特集上映『アピチャッポン・イン・ザ・ウッズ2016』を開催中。またアピチャッポンは、福岡、青森、横浜での展覧会やワークショップ、『さいたまトリエンナーレ2016』への参加が予定されているほか、東京・恵比寿の東京都写真美術館での個展も控えている。
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