田中麗奈が死刑囚と獄中結婚する女役、赤堀雅秋監督『葛城事件』

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2016年01月26日 10:11  CINRA.NET

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『葛城事件』 ©2016「葛城事件」製作委員会
初夏に全国で公開される赤堀雅秋監督・脚本の映画『葛城事件』に田中麗奈が出演することがわかった。

同作は、赤堀が作・演出を手掛ける劇団「THE SHAMPOO HAT」が2013年に上演した同名舞台の映画版。8人を殺傷する無差別殺人事件を起こし、死刑囚となった21歳の男・葛城稔とその家族たちを描く。

これまでの発表では、息子の稔が死刑囚になったことで自責の念に苛まれる父・葛城清役を三浦友和、次第に精神を病んでいく母・伸子役を南果歩、会社をリストラされて孤立する稔の兄・保役を新井浩文、稔役を若葉竜也が演じることが明らかになっていた。

田中が演じるのは、死刑制度反対を唱えて稔と獄中結婚する女・星野役。田中は自身の役どころについて「(星野は)迷いがない女性で、周囲から見たら奇妙でおぞましいかもしれませんが、自分の信念を貫き、自分の世界を持った人だと思い演じました」とコメントしている。

■田中麗奈のコメント
今回演じた星野順子という女性は、何を考えているのかわからない、理解できない、率直に言ってどうしようかという不安がありました。でも脚本が面白くてこの作品に出演したいけれども、どう演じたらよいのかがわかりませんでしたが、監督とお会いしてお話させて頂いてから演じる決意できました。その後は迷わずに演じていけました。(星野は)迷いがない女性で、周囲から見たら奇妙でおぞましいかもしれませんが、自分の信念を貫き、自分の世界を持った人だと思い演じました。赤堀監督は細やかで的確に指示を下さり、“見て貰えている”という安心感もありましたし、楽しかったです。

■赤堀雅秋監督のコメント
ある長い場面の長い長いセリフ、粘って粘って20数テイク重ねました。決して苦労自慢をしたいわけではなく、もちろん田中さんが悪いわけでもなく、OKテイクを撮り終えた時、結局それだけの長くて苦しい道程が我々には必要だったのかなと思いました。心の底から田中麗奈さんがこの役で良かったと思ってます。
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