國府理『オマージュ「相対温室」』展、作品点検中に命を落とした美術家

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2016年03月15日 21:41  CINRA.NET

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『相対温室』2014年 写真:山本糾 写真提供:国際芸術センター青森
國府理展『オマージュ「相対温室」』が、5月9日まで東京・東陽町のGallery A4で開催されている。

1970年生まれの國府理は、自動車や自転車、パラボラアンテナなどの動きを伴う工業製品を用いて作品を制作したアーティスト。作品の中に草木を植えたり、水や水蒸気といった「自然」を取り込み、人口と自然の共存を前提とした関係性を作品の軸としてきた。2014年4月29日に青森・青森公立大学国際芸術センター青森で開催された『國府理展 相対温室』において、展示作品の点検中の事故により44歳で逝去した。

國府の3回忌にあたる今年に開催する『オマージュ「相対温室」』では、国際芸術センター青森で展示されていた作品『相対温室』などを可能な限り忠実に再現したほか、ドローイングや映像も展示。國府が辿ってきた道のりを回顧し、作品の背景にある思想や制作意図を探る。なお関連イベントとして、4月8日にヤノベケンジ、椹木野衣、豊永政史によるシンポジウムが東京・東陽町の竹中工務店東京本店で開催される。
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