【働く×アニメ・漫画】『僕だけがいない街』の「藤沼佐知子」から“働く事”の意味を考えてみた。

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2016年03月20日 09:21  キャラペディア

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旦那は外で働き、妻は家を守る・・・。“働く”って“お金を稼ぐ事”なのだろうか?それ以外にも意味があるのでは?と教えてくれた人がいる。『僕だけがいない街』に登場する「藤沼佐知子」だ。彼女は母親で、外で働いてお金を稼ぎ、家では家事をこなすシングルマザー。今回は、彼女のおこなう“家事”の方にスポットを当てて、“働く”を考えてみたいと思う。


『めぞん一刻』の「五代祐作」から“結婚”の意味について考えてみた。


⇒藤沼佐知子とは?(僕だけがいない街)
http://www.charapedia.jp/character/info/18220/


【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】


 “家事”とはお金をもらえないから“働く”には入らないのだろうか?藤沼佐知子は子供の為に頑張っている。朝はやく起きてお弁当を作って、仕事から帰ってきてまた晩御飯を作る。人の為に尽くして人の役にたって毎日頑張っているのだ。彼女は働いている。彼女はお金をもらわないで働いている。では働くってどういう意味なのだろう?辞書で調べてみると、(目的にかなう結果を生ずる行為・作用をする。)とある。であるならば確かに彼女は働いている。目的にかなう結果とは子供の幸せであり、行為・作用は家事をする事だろう。

 初めて仕事を選ぶとき、自分の利益の事よりも人に喜ばれるような仕事がしたいと思っていた。最近は仕事はつまらないもの、苦しいもの、だからつらくて当たり前、そんな考え方しかしていなかった。いつしか嫌な思いをする事の対価としてお金をもらっているのだと割り切っていたようにも思う。

 「藤沼佐知子」をみていると、彼女はまったく子供の為に働く事を嫌だなんて思っていない。むしろ楽しんで喜んでいるようにも感じる。もちろん家事は楽しい事ばかりではないだろう。朝早く起きてご飯を作る事は大変だと思う(もちろんそれ以外も)。しかし、彼女は朝早く起きて朝ごはんを作るのだ。毎日、毎日。

 どれだけ大変でも、それでも働きたいと思うくらいに嬉しい事があれば良い。働いていれば大変な事、辛い事はたくさんある。しかし、それでも頑張りたいと思えるような楽しい事や嬉しい事を見出したい。そうすれば、働く事が素晴らしいと思えるだろうから。

 『僕だけがいない街』「藤沼佐知子」の姿を見ていたら、前向きな気持ちで仕事に向き合えるようになったというお話。


【原稿作成時期の都合により、内容や表現が古い場合も御座いますがご了承下さい】


★記者:ひかる(キャラペディア公式ライター)

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