40代女性、『真田丸』は「ネタになるくらいにやりすぎ」
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2016年07月11日 15:20 週刊女性PRIME
安定した視聴率をとりつづけている『真田丸』。各地で行われている関連イベントはどこも盛況だとか。そこで『真田丸』について、街の人の声を聞いた。
「きり(長澤まさみ)を筆頭に、女性陣のパートが緊張感に欠ける。戦国の凛々しい女性という雰囲気や佇まいを放っているのはとり(草笛光子)だけ。演技力の差なのか演出の違いなのかわからないけど女性パートになったとたんにシラケます」(50代・女性)
「“若い人にも興味を持ってもらえるように”という配慮は感じるのですが、時折コメディーパートの度が過ぎているように感じる。松(木村佳乃)と旦那(高木渉)のラブラブパートは誰が得をするんだと問い詰めたい」(40代・女性)
とりわけ評判が芳しくないのが、女性陣が登場するパート。“戦国女子会”とも揶揄されるゆるいやりとりに嫌気がさしている人は少なくないみたい。そんな中、この人にだけは絶賛の声が集中。
「秀吉の妹・旭を演じた清水ミチコさんには大笑いした。きちんとハマればコメディー色が強くても説得力が生まれる。顔芸だけの登場でしたが名演でした!」(30代・男性)
三谷幸喜が脚本を手がけるだけに、コメディー成分が強くなることを覚悟していた人は多い。批判的な意見もあるが、「いい意味で裏切られた」と称賛する声のほうが圧倒的に多いのが、『真田丸』のすごいところ。
「人間くさくてビビリな徳川家康(内野聖陽)の描き方などは、今までの家康像と違ってとても新鮮。真田家最大の敵にもかかわらず徳川家の面々が憎めない(笑)。大坂の陣に向けて、信繁と家康がどう成長していくのかとても楽しみ」(40代・女性)
「第11回『祝言』の回が傑作だった。シリアスパートとコメディーパートを巧みに絡み合わせて見事に人間の悲喜こもごもを描き切った。三谷さんのコメディーパートは、ドラマの布石や伏線として絶妙なスパイス。それがわからないやつには、“黙れこわっぱ!”と言いたい」(50代・男性)
「おふざけがすぎるかもしれないけど、演者の力量が素晴らしい。特に、北条氏政の最期を演じた高嶋政伸さんには引き込まれました。離婚を経て何かを開眼したかのような凄味があった。役者たちの素晴らしい演技を目にすることができるんだから、多少のおふざけには目をつぶってもいいのでは?」(50代・女性)
「上杉景勝と直江兼続の関係がどこかチャーミング。さすが三谷さん! 村上新悟さん演じる直江兼続のツンデレっぷりが最高! この兼続像で『天地人』をやってほしかった」(30代・女性)
コメディー要素を取り入れることで登場人物全員に人間らしさを吹き込んでしまう三谷脚本。今や日曜日を楽しみにしている人が急増中。
「久々に誰かと語り合いたくなる大河ドラマ。やりすぎ要素ですら“さすがにやりすぎでしょ!”って話のネタになるくらいドラマとして面白い。朝ドラだけでなく、大河ドラマも毎年この調子でお願い!」(40代・女性)
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