コロンビアメディア『EL ESPECTADOR』は、現地28日夜にメデジン近郊で発生した飛行機の墜落事故について、捜査当局からの発表として乗員81名のうち76名が死亡したと報じている。
同機はボリビア発のチャーター機で、コロンビアのメデジンへ向かい、近郊にあたるアンティオキア県の東部に墜落したと報じられ、ブラジル1部リーグに所属するシャペコエンセの選手などを乗せていた。
シャペコエンセは30日に開催されるコパ・スダメリカーナ決勝ファーストレグ、アトレチコ・ナシオナルとの一戦に臨むべく、メデジンに向かっている最中だった。
同メディアは事故後に6名を病院へと搬送したが、うち1名が搬送中に死亡。計76名の尊い命が失われたことを報道している。
南米サッカー連盟はすでにコパ・スダメリカーナ決勝の延期を発表。コロンビアの全国紙『El Tiempo』は同機の搭乗者リストを報じ、元柏レイソルのブラジル人MFクレーベル、元川崎フロンターレの同MFアルトゥール・マイア、元セレッソ大阪及びジェフユナイテッド千葉の同FWケンペスら22名が含まれているとみられる。
現場は山間部で、救助活動に際して天候不良を伴い捜査が難航。事故機については整備不良や燃料に不備があったことなど様々な事故原因が報じられている。
決勝の対戦相手であるアトレチコ・ナシオナルのファン・カルロス・デ・ラ・クエスタ会長は「シャペコエンセ、すべての関係者、その家族とともにあります」と声明を発表。南米をはじめ全世界からシャペコエンセへのメッセージが発信されている。