チャンピオンズリーグ準々決勝で、リヴァプールがホームのアンフィールドでマンチェスター・Cを3−0で破った試合直前に事件が起こっていた。1000人単位のリヴァプールのファンたちが、スタジアムに向かうマンチェスター・Cのチームバスを襲撃していたのだ。4月6日の『ビルト』が報じている。
試合後にマンチェスター・Cのジョゼップ・グアルディオラ監督は「尊敬を集めているクラブであるリヴァブールでこんなことが起きるなんて、思ってもみなかった。我々はサッカーをプレーしに来たのに、こんな状況は理解できない。ドルトムントで起きた事件の後で、まさかこんな事が起こるなんて予想もしていなかった」と話した。試合前から、地元メディアはこういったことが起こる可能性を報じており、リヴァプールの保安局も批判される事態となった。
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ドイツ版の『ヤフー・スポーツ』では、マンチェスター・Cのマヌエル・セスティアルテコーチがインスタグラムで公開したビデオを載せながら、その様子を伝えている。発煙筒やガラスの瓶などが投げ込まれ、チームバスの強化ガラスの表面に穴が空くほどの損害を受け、帰路は新たなバスを調達する必要があるほどの損害を受けていたようだ。
リヴァプールのユルゲン・クロップ監督は試合前に「本当に信じられない。(ファンのこういった行動は)全く受け入れられない」と謝罪していた。すでに欧州サッカー連盟(UEFA)は調査を開始。5月31日に対処を決定する予定だ。また、リヴァプール警察もこの件に関して捜査を開始。上記のビデオも証拠として用いられることになるという。