デロリアンを彷彿とさせるマシンが ロバート・ゼメキス監督最新作『マーウェン』本編映像公開

0

2019年07月18日 18:31  リアルサウンド

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

リアルサウンド

『マーウェン』(c)2018 UNIVERSAL STUDIOS

 ロバート・ゼメキス監督最新作『マーウェン』の本編映像と著名人の応援コメントが公開された。


参考:『マーウェン』ロバート・ゼメキスのキャリア集大成作にみる、“架空の世界”に救われる人々の心理


 本作は、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』『フォレスト・ガンプ 一期一会』のゼメキス監督が、ヘイトクライム(憎悪犯罪)の被害者で、障害を抱えながらも独自の世界観でカメラマンとして認められた、マーク・ホーガンキャンプのドキュメンタリー『Marwencol』を映画化した人間ドラマ。ゼメキス監督は、ドキュメンタリーを観て「すぐに魅了された。誰もが生きることに苦悩している現代において“癒し”は普遍的なテーマだ」と語り、想像力で自分を癒し、魂を回復させる1人の男性を描く。


 主演には、『バイス』や『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』、『ビューティフル・ボーイ』などのスティーヴ・カレル。「ドキュメンタリーを見てすぐに、どのような形でもいいから関わりたいと思った」と、カレル自ら出演を申し出た。


 公開された本編映像では、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のデロリアンを彷彿とさせるマシンが登場する。「デジャ」と呼ばれる青い髪の謎のフィギュアに対し、「お望み通り作ったよ」とマシンを見せるマーク。その後、空想の世界でキャプテン・ホーギーはピンチに陥る。


 また本作をいち早く鑑賞した著名人より、応援コメントが公開された。


■コメント一覧
●蝶野正洋(『マーウェン』オフィシャル・アンバサダー)
ヘイトクライムで心が折れて、そこからどう立ち直っていくのか。男性でも女性でも、社会で生きていくなかで似たような状況はあり得ます。でも、自分の可能性を信じて諦めずに立ち向かっていくということは、自分自身の中のことだと思います。是非、この映画を観て、勇気をもらってください。


●白石和彌(映画監督)
芸術や空想が人を癒し人を救い、そして人を狂わせる。ゼメキスは完全に狂っている。映画愛が完全に暴走している。フィギュアを使ってやりたい放題。この映画は美しいヒューマンドラマであるが、同時に極上のハードボイルド映画でもある。


●コトブキツカサ(映画パーソナリティ)
PTSDに苦しみながら空想の世界で生きるマークが、愛おしくてたまらない。映画史に残る作品を手がけてきたロバート・ゼメキス監督の、映像的挑戦に最大限の賛辞を贈ります。


●松江哲明(ドキュメンタリー監督)
感動が約束された実話を凌駕するゼメキスの映画魂。「どう語るか」よりも「どう見せるか」にこだわり、たとえ周囲に理解されなくとも、己の世界を構築しようとする姿がスティーヴ・カレルと重なる。一線を超える作品はこのような表現者から生まれるのだ。


(リアルサウンド編集部)


    ニュース設定