『ドラ恋〜Bang Ban Love〜』第1話ーードラマの設定と現実がリンクし、早くも恋愛模様が動き出す

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2020年01月26日 08:42  リアルサウンド

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『恋愛ドラマな恋がしたい〜Bang Ban Love〜』(c)AbemaTV

 AbemaTVオリジナル番組『恋愛ドラマな恋がしたい』の新シーズンとなる『恋愛ドラマな恋がしたい〜Bang Ban Love〜』の第1話が放送開始となった。


(参考:『恋愛ドラマな恋がしたい』新シーズン、メンバー9名の写真&プロフィール公開


 若手俳優が、毎話キスシーンのある恋愛ドラマの撮影をしながら本当の恋をしていく様を追いかける、全12回の恋愛リアリティーショーで、第5弾となる今回のテーマは「血の繋がらない兄妹たちの禁断の愛」。親の再婚によって兄妹となった“神谷大樹”と“神谷恵子”を主人公に物語が進む。


 新シーズンの見どころは、全6話の連続ドラマ仕立て。ストーリーが6話すべて繋がっている中で、同一主人公を各話ごとにオーディションで選ばれた男女1組のペアが演じる。つまり“毎話ごとに主演が変わる連続ドラマ”という前代未聞の試みだ。前話で作られたキャラクター像を継承しつつも自分らしさを取り入れて塗り替えていく必要があるため、演技力が比較されやすく、闘志を掻き立てられる仕掛けとなっている。


 また第1話は、男女各3名ずつの6名で主役を奪い合うが、回を追うごとに新たに参加メンバーが増えていくという。それぞれの人間関係が出来上がりつつあるところにメンバーが追加されていくのも、なんだかすでに波乱の予感がする。


 以下、今回の見どころをレポートする。細かなネタバレもあるため、ご注意いただきたい。


 今回のペア決めは、男性からの指名制。指名順はくじ引きで決まる。結果は、1番目のチワ(千綿勇平)→わかな(若菜)、2番目のたすく(井上佑)→みこと(日比美思)、そして3番目のほくと(南北斗)は自動的にはづき(木村葉月)と組むことになった。


 チワ×わかなはお互いに第一印象同士。同じく、初対面から気になっていたというみこととペアになれたたすくもご満悦だ。一方でみことはチワとのペアを希望していたため、複雑な胸の内を吐露していた。そして、おそらく一番悔しい思いをしていたのが、はづきだろう。第一印象ではたすくが気になると口にしていたが、すぐに気持ちを切り替えて「余ったときはちょっと寂しい気持ちもあったんですけど、でも『やってやるぞ』って気持ちに逆になりました。『選ばなかった二人を後悔させるくらい頑張るぞ』と思いました」と力強く意気込みを語っており、元来の負けず嫌いに火が着いたようだ。


 稽古終わり、さらに役に入り込むために『オルゴールの森』での夜景ライトアップデートが用意されていた。たすくは「初めて演技する相手がみことで良かった」と本音をぶつけ、「あの役になり切らないと主役取れへんと思った。だからと言って“女性として好きになる努力します”とかそんなこともちろん言わんけど……、まぁ、“そうなってます”って感じちゃうかな」と初日から大胆告白。他のペアも距離を縮めていたが、その際にそれぞれ女性側が男性に対して抱いていた印象が、図らずしもオーディション結果で演技指導の澤田(育子)先生からフィードバックされる辛辣な内容とリンクしてくるのだ。


 迎えたオーディション当日。同じ台本ながら、各ペアが用意してきた演技プランは様々だった。今回、主演を勝ち取ったのは、ほくと&はづきの最年少ペア。理由について、澤田先生は「この二人のキスが一番見たいと思ったからです。ドラマの設定にある禁断の愛という設定に一番則ってお芝居している」と説明した。


 デートの際に、はづきが「ほくとくんは何考えているのかわかんないよね」と漏らすと、ほくとは「何も考えてないよ」と笑っていたが、オーディション後のコメントでは、普段とは異なる役者としての顔を見せていた。「結果出さないと沖縄にも帰れないし、この1週間で一番オーディションのことを考えてきた自信はあったんで」とオフモードではない彼のストイックさが滲み出ていた。


 対して、最年長のチワは、澤田先生から「『自信がおありなのかな?』って思ったんですが、単調なんですよね。ずっと同じで、感情が見えない。そんなに格好つけてやらなくてもいいのになという印象です」と痛烈な評価を受けていた。デート時に、わかなが「もっと根っこの部分は人間臭い気がする」と推測すると、チワは「人間っぽくないと言われるのが悩み。もっとさらけ出せば良いのにって言われる」と答えていたが、そのキャラクターが芝居にも影響しているようだ。


 たすくは、澤田先生から「どうやって芝居を作っていくか迷っているように見える。自分はどういうつもりの設定なのか、一個ずつ考えて埋めていくしかないと思う」と指摘されていた。これに対して、彼は自身の過去を振り返り、「協調性ゼロだし、根本として演技は向いていない。そういう人間性を変えていかないといけないのかもしれない」と反省。早くも自分自身と向き合う機会を得たようだ。スタジオからも「たすくは進化しそう」という声が上がっていた。


 主役の二人による本番の撮影時、彼らはどのペアよりも確実に強い“絆”が生まれていることをまざまざと見せつける。キスシーン前に、はづきが「せっかく一緒のペアになったからこそ、組めて良かったと思ってもらえるように頑張る」と意気込むと、ほくとは「はづきちゃんの良いところが出せるように頑張ろう」と微笑む。お互いの持ち味を生かし合えていた二人の芝居は圧巻だった。


 「稽古が始まってからは、ほくとくんのことしか考えてなかった」と明かすはづきは、完全に恋愛モード。だが、最年少ながら冷静な彼女は「(ほくとくんは私を)恵子として見ていて、それ以上でもそれ以下でもないって思ってそう」とも分析していた。自分が妹キャラ認定されているのではないかと不安を抱いているようだ。一方でほくとは、本番までは照れ隠しもあってか、はづきに対して「ほんと妹感がすごい」としか言っていなかったが、ドラマ撮影後には「これからもはづきちゃんと一緒に演技をしたい」と言い、彼女を意識し始めた気配も。意図せず二人の関係も台本の設定通りになっており、今後ドラマもリアルもがどう展開していくのか気になるところ。早速新メンバーが登場する次週も目が離せない。(楳田佳香)


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