米TVネットワーク「HBO」が今年5月よりストリーミングサービス「HBO Max」を開始するにあたり、人気ドラマ『フレンズ』の特番が放送されることが明らかになった。主要キャスト達がInstagramで“再結集”を告知すると、ハリウッドセレブをはじめ多くのファンが歓喜の声をあげている。
ニューヨーク・マンハッタンに暮らす男女6人のドタバタな日常を描いた人気ドラマ『フレンズ』。同ドラマは10シーズン続いた長寿作で、1994年9月〜2004年5月の間に計236話が放送され、世界中で大ヒットとなった。放送開始から四半世紀の節目を迎えた昨年9月には全米各地で様々な記念イベントが行われ、同ドラマの根強い人気と新シリーズを望むファンの声に注目が集まった。
そんななかで現地時間21日、レイチェル・グリーン役のジェニファー・アニストン、モニカ・ゲラー役を演じたコートニー・コックス、フィービー・ブッフェ役を務めたリサ・クドロー、モニカの兄ロス役のデヴィッド・シュワイマー、チャンドラー役のマシュー・ペリーの5人が、一斉にInstagramを更新。およそ25年前の『Rolling Stone』誌で表紙を飾った際に使用された写真をそろって投稿した。
「いよいよ現実になるよ…」と5人が同様のメッセージを添えたことで、「『フレンズ』が戻ってくるの?」「何ですって?」とファンは大興奮。セレーナ・ゴメス、リース・ウィザースプーン、グウィネス・パルトロウ、ミシェル・ファイファーら錚々たるセレブ達も驚きの反応を見せるのであった。
米TVネットワーク「HBO」のケヴィン・ライリー氏によれば、5月より同社が新たにストリーミングサービス「HBO Max」を開始するにあたり、『フレンズ』の特別番組が放送される予定という。といっても新たなシリーズ化ではなく1回限りの“リユニオン(再結集)”であり、台本は特に用意されないとのこと。6人のほか同ドラマのクリエイターを交え、当時撮影が行われていたカリフォルニア州バーバンクのスタジオ「Stage 24」にて収録されるもようで、複数のメディアはこの特番で主要キャスト6人に支払われる報酬額は、250万ドル(約2億8000万円)〜300万ドル(約3億3000万円)程度になるだろうと報じている。
ちなみに唯一『Rolling Stone』誌の写真を掲載しなかったジョーイ役のマット・ルブランは、実は同じ日に『フレンズ』とはまったく無関係のドラマ『M*A*S*H』の写真を投稿していた。
「ちがう、ちがう、ちがう!!」
「写真が間違ってる!」
「あららマットったら。これは別の“リユニオン”じゃないの。」
とジェニファーやコートニーらに突っ込まれる羽目になったマット。しかしドラマの天然キャラ・ジョーイを彷彿させるマット“らしい”ボケと、キャストとのこのやりとりには、
「まさに『フレンズ』の再来だぁ〜」
「嬉しくて涙がとまらない!」
「マットが早くもジョーイの“役作り”に没頭してる」
とこちらも大きな話題を集めたのであった。
1回限りのリユニオンではあるものの主要キャストらによるInstagram上での告知には数百万の「いいね!」が集まっており、ジェニファーのアカウントにいたってはその数が優に1000万を超えている。放送開始から四半世紀が経過した現在も、どうやら当時の人気は健在のようだ。
画像は『Jennifer Aniston 2020年2月21日付Instagram「It’s happening...」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)