このほどロサンゼルスで開催されたトークショーに、歌手兼女優のジェニファー・ロペスがゲスト出演した。ジェニファーはそのなかで昨年出演した映画『ハスラーズ(原題:Hustlers)』に言及、オスカー候補から落選したことで「ガッカリした」と本音を漏らした。
現地時間2月29日、米人気司会者オプラ・ウィンフリーによるトークショー「2020 Vision : Your Life in Focus」がロサンゼルスで開催された。この日は歌手や女優として活躍するジェニファー・ロペスがゲストとしてステージに登壇した。
ジェニファーはトークのなかで、昨年ストリッパー役で出演した映画『ハスラーズ(原題:Hustlers)』に言及、渾身の演技を披露するもアカデミー賞助演女優賞候補から漏れてしまったことについて、
「ちょっと落ち込みました。だって自分のキャリア至上最高っていうくらい、ポジティブな評価をたくさんいただいていたし。それに多くの人が『ジェニファーはオスカー候補』『ノミネートされないなんてことがあったら、それこそクレイジーだ』って盛り上がっていたので。」
と本音を漏らした。
年齢を感じさせない美貌と本物のストリッパーも顔負けのダンスで、実在する人物ラモナを見事に演じきったジェニファー、周囲からの期待の声や数々の映画批評記事に目を通すなかで「ひょっとして?」とノミネートの可能性に淡い期待を抱いていたという。しかし結果は惜しくも落選…アカデミー賞助演女優賞候補から外れてしまったのであった。
「ちょっとガッカリしちゃったわ。」
思わずそう明かしたジェニファーが、
「みんなもノミネートを期待していたと思うんです。」
「彼らのこともちょっと失望させちゃったような気がして。」
とこれまで20〜25年という長きにわたり自分をサポートしてくれてきた仲間の存在に触れると、司会のオプラは
「そんなことはなかったわ!」
と彼女を激励した。
昨年50歳の誕生日を迎えたジェニファーはワールドツアーを開催したり、「VERSACE」ランウェイを飾るなど快進撃を続け、先月には長年の夢だったNFLハーフタイムショーの舞台にも立った。このように誰もが羨む輝かしい実績をあげながらも、オスカー候補からの落選にひどく嘆き悲しんでしまった事実についてジェニファーは、
「人って結局、承認欲求を満たしたいんですよね。よくやった、って誰かに言ってほしい。」
と本音を漏らすも、
「私は好きでこの仕事を続けているのであって、誰かに承認してほしいわけじゃない。今こうしてここにいるから。私は大丈夫、今の自分で十分。」
「今の自分を証明するのに、オスカーなんて必要ありません。」
と前向きに語るのであった。
プライベートでは先月に双子の子供達が12歳の誕生日を迎え、婚約者アレックス・ロドリゲスやその娘達との共同生活も順調のジェニファー・ロペス。五十路に突入後も恋に仕事にパワフルに邁進する彼女の姿は、これからも「年齢は単なる数字にすぎない」という言葉を身をもって証明し続けてくれそうである。
画像は『Jennifer Lopez 2020年2月29日付Instagram「Such a great time with @Oprah!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)