FF化した3代目『BMW1シリーズ』に、最新の4気筒クリーン・ディーゼルが追加設定

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2020年04月06日 17:01  AUTOSPORT web

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高い環境性能を実現する2リッター直列4気筒クリーン・ディーゼル・エンジンを搭載した『BMW 118d』が登場
BMWのボトムエンドを担うコンパクトモデル『BMW 1シリーズ』に、高い環境性能を実現する2リッター直列4気筒クリーン・ディーゼル・エンジンを搭載し、リヤにはパワフルな個性を象徴する直径90mmのツイン・エキゾースト・テールパイプを配した『BMW 118d(イチ・イチ・ハチ・ディー)』が登場。4月2日より発売開始となっている。

 2019年に登場した現行モデルは、キドニー・グリルやヘッドライトに最新のデザインコンセプトを採用し、低重心を強調するリヤデザインに個性的なL字型テールライトをアクセントとするなど、先代モデルからデザインを一新している。

 その3代目『BMW 1シリーズ』は、日本初導入となるタイヤスリップ・コントロール・システム(ARB)の採用や、前輪駆動方式採用による広い室内空間、リバース・アシスト等の運転支援機能を標準装備するなど、エントリー・モデルながら高い走行性能と機能を備える。

 今回追加設定された新グレードは、先代モデル比でCO2排出量を約5%削減し、燃料消費率16.7km/L(WLTC)を実現した新開発の2リッター直列4気筒クリーン・ディーゼル・エンジンを搭載。

 同じプラットフォームを採用する『BMW X2 xDrive 18d』で初採用されたこのエンジンは、『BMW 1シリーズ』としては初となる2ステージ・ターボチャージャーを採用し、エンジン始動直後の低回転域でも効率良くターボを活用することが可能に。

 ピストン・シリンダー形状もディーゼルエンジン特有のノイズを軽減するため、回転時のシリンダー歪みを計算し、ピストン側が少し膨らんだ形状を採用することでシリンダー内の摩擦を大きく低減している。

 燃料を燃焼室内に供給するインジェクション・システムには、ニードル・センサー(NSC)が備わったソレノイド・バルブ・インジェクターを採用することで、より正確なタイミングで必要量を噴射することが可能に。最大燃料噴射圧力も従来比約200bar増加し2200barまで高めたことで、燃料をより細かく微粒化して燃焼効率を高め排気ガス残量物を減らし、よりクリーンな燃焼が可能となった。

 また、高品質尿素水(AdBlue)を活用し排気ガスを無害な窒素と水に分解する、SCRシステムも最新型を搭載するなど、軽快でスポーティな走行を実現するガソリン・モデルに対し、最高出力150PS/4000rpm、最大トルク350Nm/1750rpm-2500rpmを発揮する力強い走りと、高い環境性能を両立している。

 BMWラインアップのボトムを支えるシリーズでありながら最新の運転支援機能も充実し、レーン・チェンジ・ウォーニング、後部衝突警告機能、クロス・トラフィック・ウォーニング(リア)、スピード・リミット情報表示機能が追加されたドライビング・アシストを標準装備とする。

 さらに時速35km/h以下で直近に前進した50mの軌跡を記憶し、その軌跡通りに後退する際にステアリング操作を自動で行う“リバース・アシスト”を備えたパーキング・アシストを標準装備し、オプションのナビゲーション・パッケージを選択すれば会話のみで車両の操作や、情報へのアクセスが可能となる“BMWインテリジェント・パーソナル・アシスタント”も装備されるなど、機能性と操作性を大幅に向上させている。

 設定トリムには定番のPlayやM Sportに加え、通常モデルより一部装備内容を変更することで廉価な価格設定を実現したEdition Joy+をラインアップし、同M Sport版を含めて全4バリエーションとなり、価格は385万〜451万円となっている。
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