だいたひかる、がん治療を中断し不妊治療再開へ 命がけの決断に賛否両論も田村淳「僕は応援する」

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2020年10月29日 18:22  Techinsight Japan

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買い物中のだいたひかる(画像は『だいたひかる 2020年10月18日付オフィシャルブログ「ジャンボにんにく」』のスクリーンショット)
29日放送の朝の情報番組『グッとラック!』(TBS系)で、昨年3月に乳がんの再発を公表したお笑い芸人のだいたひかる(45)が不妊治療を再開したことを取り上げた。がん治療を中断し「死んじゃってもいいから、子供を迎えに行きたい」と語るだいたの決断に、「同じ女性としてだいたさんの気持ちもわかる。頑張って欲しい」「大人のエゴ。子供の人生、気持ちを全く無視」などネット上では賛否の声が巻き起こっている。

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だいたひかるが最初に不妊治療を始めたのは2014年、38歳で結婚した翌年からだった。27日のオフィシャルブログによると結婚した当初は考えていなかったが、“卵子の老化”の話題をテレビで見て「私はどうなんだろう」と心配になり病院を訪れたのがきっかけだったという。卵子は年相応だが早めの治療を勧められ、通院することとなった。タイミング法や人工授精そして体外受精、顕微授精と進んだところで、右乳房にステージIIのがんが見つかったのだ。

『グッとラック!』でだいたは当時を振り返り、「もう命がなくなるかもしれないんだから子供って言っていられなくなった」と話す。不妊治療では薬などで女性ホルモンを増やすが、乳がん治療ではがんの成長や転移を抑えるため逆に女性ホルモンを抑えなければならず、「(不妊治療は)強制終了になりました」と寂しそうに彼女は笑う。その後2016年2月に右乳房を全摘出するも、リンパ節の転移が見つかり抗がん剤治療を開始。加えて2019年には全摘した方の右胸にしこりが見つかり、乳がんの再発が判明し、治療を続けてきた。最初にがんが見つかってから4年、辛い治療に耐え薬も欠かさず飲み、食生活にも気を配ってきたががんが次々とだいたを襲う。そんな彼女を献身的に支え、励ましてきたのが夫の貴之さんであった。

「すごく好きな人の子供を産みたい」「この人の分身を生んでみたい」―自分の命をかけてでも子供が欲しいというだいたと貴之さんは何度も話し合い、出した結論ががんの治療を中断し不妊治療を再開することだった。現在は妊娠しやすい身体になるよう女性ホルモンを注射し、2〜3か月後には乳がんが見つかる前に凍結保存していた受精卵を子宮に戻す予定だという。

同番組のメインコメンテーター・田村淳(ロンドンブーツ1号2号)は現在、大学院に通って“遺書”の研究をしている。アンケートで分かったのは、遺書を書く時に死と向き合うことで「自分に何が大切か」「どう生きたいか」が明確になるということだった。これを踏まえて田村は「だいたは遺書を書いたわけではないが、“自分はどう生きたいか”突き詰めて出した答えが、“私は大好きな人の子供を産みたい”ならばそれは彼女の尊厳であり、周りは応援するしかない」とし、他人が否定すべきではないと強い口調で語った。そして「夫婦の答えが出てるのであれば、僕は陰ながらではありますけど応援したい」と、かつてバラエティ番組で何度も共演しただいたひかるに心からのエールを送っていた。

画像1枚目は『だいたひかる 2020年10月18日付オフィシャルブログ「ジャンボにんにく」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 みやび)
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