
全国で相次いで発生し、世間の注目を集める広域強盗事件。ニュースを見て不安を感じた人も多いことでしょう。
そこで今回は、1月25日に発売された『一生役に立つ しんどくならない「ひとり暮らし」ハンドブック』(華井由利奈著・光文社)から特別に、ひとり暮らしの防犯にまつわる項目を抜粋して紹介します。
ひとり暮らしが“しんどくなる”原因に着目し、住まい、食、身だしなみ、お金、防犯、人間関係、メンタルケアなど、ひとり暮らしの「これだけは」を幅広く網羅。さらに、「同じような失敗や後悔をしてほしくないから」と先輩たちから寄せられた約1000件のアドバイスが50の心得にまとめられています。「ひとり暮らしは『できて当たり前』ではありません」という著者が、これからひとりで生きていくあなたに「どうしても」伝えておきたい50の心得、本書でぜひチェックしてみてください。
写真や動画をSNSにアップする前に近年、SNSに投稿した写真がきっかけで住所を特定され、ストーカーや窃盗の被害にあうという事件が複数発生しています。
個人情報や在宅時間を他人に知られないよう、自宅・勤務先・学校など、身近な場所が映り込んだ写真の投稿は控えましょう。自宅の窓から見える景色だけでも、簡単に住所は特定できます。
|
|
特に、朝焼けや夕焼け、雲や虹などのめずらしい気象状況の写真には注意が必要です。これらの写真はリアルタイムで投稿されるケースが多く、居場所の特定につながりやすいと言われています。
過去には、旅行や出張の間に現地の写真をアップしたら、留守であることがバレて空き巣に入られた、という事件もありました。
また、友人や恋人のタグづけにも注意しましょう。よかれと思って投稿した写真がトラブルにつながることもあります。投稿する前に、「載せても大丈夫?」と相手に確認しましょう。
ひと言聞くことで「気遣いができる人だな」と安心してもらえますよ。
SNSに投稿するときの注意点・SNSの公開範囲を限定する
・リアルタイムで投稿しない
・ブランドものなど高価なものの写真を載せない
・個人情報を特定できる写真をアップしない
|
|
例:
・自宅や自宅付近で撮った写真
・勤務先や学校など、身近な場所で撮った写真
・駅やカフェなど、よく行く場所で撮った写真
道ばたに変なものが落ちていたら、写真を撮ってSNSにアップしたくなる……けど、ちょっと待って。写真を撮ったあなたのアカウントを特定するための罠かもしれない。あなたが写真を撮った後に「〇〇が落ちてた」などのワードで検索すれば、写真が合致するアカウントを簡単に探すことができる。くれぐれもリアルタイムでアップしないこと。
過去には、女性の顔写真の瞳に映っていた景色から自宅の最寄り駅を特定し、自宅に押しかけてわいせつ行為をしようとした事件もあった。住所や名前が特定される可能性のある写真の投稿には、十分注意しよう。