直前に行われたFIA F3のフリー走行は雨も降り注ぐ難しいコンディションとなるも、現地時間15時（日本時間22時）から行われたFIA F2の45分間のフリー走行は快晴のもとスタートを迎えた。路面コンディションはドライとなり、全車がドライタイヤでコースイン。なお、タイヤコンパウンドはソフト（レッド）とスーパーソフト（パープル）となる。
ガードレールに囲まれたモンテカルロ市街地コースは、ひとつのミスが即クラッシュに繋がる。それだけに、各車比較的慎重に周回を重ねていたが、セッション開始10分というところでロマン・スタネ（トライデント）とラルフ・ボシュング（カンポス・レーシング）がターン19（最終コーナー）で接触し、2台はウォールにクラッシュ。これでセッションは赤旗中断となった。
セッションは残り30分というところで再開。1周でも多く周回を重ねておきたい各マシンはセッション再開と同時に続々とコースイン。ジャック・ドゥーハン（インビクタ・ビルトゥジ・レーシング）が1分23秒616をマークして暫定首位に浮上。その直後には岩佐が1分23秒823で暫定3番手につける。
ここからさらにタイム向上が見込まれた中、セッション残り22分というところでフェラーリ育成のオリバー・ベアマン（プレマ・レーシング）がターン8でバランスを崩し、ウォールにクラッシュ。これで2度目の赤旗中断となった。
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セッション残り5分となると、1分22秒289をマークしたビクトール・マルタンス（ARTグランプリ）を筆頭に、ハウガー、岩佐、ドゥーハン、リチャード・フェルシュフォー（ファン・アメルスフォールト・レーシング）というトップ5となる。
ただ、岩佐は残り1分50秒を切ったところで再びアタックシミュレーションを敢行し、1分22秒081を叩き出しトップに浮上する。
それからまもなくして、フェルシュフォーがターン8でクラッシュを喫し、セッションは3度目の赤旗が掲示される。そのままセッションは終了となり、岩佐がトップのままフリー走行は終了を迎えた。2番手にマルタンス、そして3番手にクラッシュを喫したフェルシュフォー、4番手に地元モナコでのレースを迎えたアーサー・ルクレール（ダムス）が続く結果となった。
2023年FIA F2第6戦モンテカルロの公式予選は組み分けが行われ、Aグループ予選は26日の現地時間15時10分（日本時間22時10分）より、Bグループ予選は26日現地時間15時34分（日本時間22時34分）より、それぞれ16分間で行われる。
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Pos.No.DriverTeamTime111岩佐歩夢ダムス1'22.08126V.マルタンスARTグランプリ1'22.127322R.フェルシュフォーファン・アメルスフォールト・レーシング1'22.254412A.ルクレールダムス1'22.40751D.ハウガーMPモータースポーツ1'22.56964E.フィッティパルディロダン・カーリン1'22.801714J.ドゥーハンインビクタ・ビルトゥジ・レーシング1'22.650824K.マイニカンポス・レーシング1'22.71197F.ベスティプレマ・レーシング1'22.730105T.プルシェールARTグランプリ1'23.010112J.ダルバラMPモータースポーツ1'23.1361210I.ハジャルハイテック・パルスエイト1'23.189133Z.マロニーロダン・カーリン1'23.2031421C.ノバラックトライデント1'23.2841516R.ニッサニーPHMレーシング・バイ・チャロウズ1'23.5561623J.コレアファン・アメルスフォールト・レーシング1'23.584179J.クロフォードハイテック・パルスエイト1'23.6201815A.コルデールインビクタ・ビルトゥジ・レーシング1'23.9041917B.ベナビデスPHMレーシング・バイ・チャロウズ1'24.554208O.ベアマンプレマ・レーシング1'25.2642125R.ボシュングカンポス・レーシング1'26.8872220R.スタネトライデント1'35.617
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