琉球、喜名哲裕氏の新監督就任を発表「簡単な決断ではありませんでしたが…」

　FC琉球は14日、暫定的に監督として指揮を執っていた喜名哲裕スポーツダイレクター補佐が監督に就任したことを発表した。

　1年での明治安田生命J2リーグ復帰を目指している琉球だが、開幕から明治安田生命J3リーグ10試合終了時点で、3勝1分6敗の17位に低迷していたことから、5月15日付で倉貫一毅前監督との契約を解除。後任が決定するまでの期間、スポーツダイレクター補佐である喜名哲裕氏が暫定的に指揮を執っていたが、公式戦4試合で3勝1分けと成績が好転したことで正式に監督就任となった。

　現在46歳の喜名氏は、2016年から琉球でトップチームコーチ兼U−18監督を務め、翌年から琉球のヘッドコーチに就任。2021年10月にトップチームの監督に就任し、2022年6月に成績不振から契約解除となった。そして、2023年1月から琉球のスポーツダイレクター補佐兼アカデミーアドバイザーを務めていた。

　監督に就任した喜名氏は琉球のクラブ公式サイトで以下のようにコメントを発表している。

「今シーズンよりFC琉球に戻りアカデミーアドバイザー兼スポーツダイレクター補佐に努めてまいりましたが、開幕からクラブは思うような結果を残せずに申し訳なく感じております。このような状況でもスタジアムへ足を運んで下さり素晴らしい雰囲気を作って応援してくれるファン、サポーターの皆様には感謝申し上げます」

「今回、監督のオファーをいただき簡単な決断ではありませんでしたが、もう一度大好きなFC琉球の力になるため強い責任と覚悟を持ち、監督を引き受けることにしました。この苦しい現状をサポーターやパートナーの皆様、そしてFC琉球に関わる全ての方々と『ONE OKINAWA』となり、この困難を乗り越えていく必要があります。是非、皆さんの力を貸してください！そして最後に笑顔で終われるシーズンにしましょう」