ライターベルガーが強さを発揮! 埜口と國峰は無念の転倒/2023FIMアジアロード第3戦 日本ラウンド 日曜日

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2023年06月27日 17:11  AUTOSPORT web

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ASB1000 レース2:マーカス・ライターベルガー(ONEXOX BMW TKKR Team)/2023FIMアジアロード第3戦日本ラウンド
 FIM アジアロードレース選手権(ARRC)シリーズ第3戦 日本ラウンドのレース2が行われた6月25日(日)は、朝から気温が上がり、路面温度も約50度という、このレースウイークで一番暑いコンディションとなった。

 レース1はウエットコンディションから路面が乾いていく難しい状況となったが、レース2はドライコンディションで行われた。ASB1000クラスのホールショットを奪ったのはセカンドグリッドのマーカス・ライターベルガー。

 これにポールポジションの埜口遥希、3番手グリッドの國峰啄磨とフロントロウの3人が続き、アズラン・シャー・カマルザマン、荒川晃大、伊藤勇輝、豊島怜と続くが、アズランはジャンプスタートの判定を受け、ライドスルーペナルティを受けることに。

 ライターベルガーがレースをリードし、埜口と國峰が追うが、トップと2番手の差はジリジリと開いていく。埜口のミスに乗じて國峰が2番手に上がるものの、國峰のペースが上がらないのを見た埜口は、7周目の馬の背コーナーで抜き返す。

 この時点でライターベルガーとの差は約3秒。レース終盤に向けて追いつく可能性があると追っていく埜口だったが、10周目の1コーナーで痛恨の転倒。そのままリタイアとなってしまう。

 埜口は「レース2は何としても勝ちたいと思っていましたがマーカス選手と戦うには足りない部分がありました。ハルク・プロでお世話になるようになってからレースで転倒リタイアは初めてだったのでショックですが、まだ3戦6レースあるので、挽回していけるようにチームとしっかりミーティングしてシーズン後半戦に挑みます」とコメントした。

 埜口の転倒で3番手に上がっていたカスマ・ダニエル・カスマユディンも11周目の1コーナーでクラッシュ。さらに単独2番手となっていた國峰も15周目の3コーナーでスリップダウンと転倒の多いレースとなる。

 トップ独走のライターベルガーは、圧勝で今シーズン3勝目を挙げ、暫定ランキングトップで日本ラウンドを終えた。3位争いから、國峰の転倒で2位争いとなった荒川、アンディ・ファリド・イズディハール、ザクワン・ザイディの三つ巴のバトルは、レース終盤にペースが下がってしまった荒川が2台にかわされてしまう。

 アンディが2位、ザクワンが3位となり、荒川は日本人ライダー最上位となる4位でゴールした。5位争いは、豊島と伊藤という新旧ドッグファイトレーシングのライダーによるドッグファイトとなり、最終ラップの馬の背コーナーで前に出た豊島が制した。

 SS600クラスは、レース1を制した阿部恵斗がレース2もリード。最終ラップの最終コーナーまではトップだったが、ゴールライン直前にカイルール・イダム・パウイにかわされ2位。その差は、僅か0秒013だった。

 3位にヘルミ・アズマンが入り、4位に南本宗一郎、5位に長尾健吾、6位に井手翔太、7位に伊達悠太と日本勢が続いた。

 AP250クラスは、ワイルドカード参戦の千田俊輝が健闘。JP250ベースのマシンながらトップグループに加わり、コースレコードとなる1分38秒803をマーク。惜しくも転倒リタイアとなったが、存在感をアピールした。

 レギュラー参戦してる井吉亜衣稀もトップ争いを繰り広げ、3番手でチェッカー。2番手でゴールしたライダーにペナルティがありひとつ繰り上がり2位となった。石井千優は12位、ワイルドカード参戦の豊原由拡も15位でゴールし、それぞれポイントを獲得した。

 TVSアパッチのワンメイクレースは、尾野弘樹がトップに立ち、逃げようかというところでマシントラブルが発生しリタイア。3位争いを繰り広げた田中風如が、このバトルを制し表彰台に上がった。ワイルドカード参戦の中原美海は9位でチェッカーフラッグを受けている。

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  • ライターベルガーって誰やねんって思ったらレイテルバーガーのことか。SBKだとレイテルバーガーなんだよなー。そっかーアジアで走ってるのか
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