ヒュルケンベルグ「ピットストップ後にパワーを失い、走り続けられなかった」ハース F1第10戦決勝

　2023年F1第10戦オーストリアGPの決勝レースが行われ、ハースのケビン・マグヌッセンは18位、ニコ・ヒュルケンベルグはリタイアでレースを終えた。

■ケビン・マグヌッセン（マネーグラム・ハースF1チーム）
決勝＝18位（70周／71周）
　どうしようもないほどペースが遅かった。ターン6で（ニック・）デ・フリースに押し出されて、かなりの速度でグラベルを通過したから、フロアにダメージがあったのかもしれない。その点についてはチェックする必要があるが、とにかく今日はどうにもならなかった。フルスピードで改善のための作業を続けるよ。

■ニコ・ヒュルケンベルグ（マネーグラム・ハースF1チーム）
決勝＝DNF（12周／71周）
　まだトラブルの全体像はつかめていない。だが、最初のピットストップの後に問題が起き、パワーを失って、走り続けることができなかった。まあ、ありがたいことではないね。こういうことがあると十分なデータを集められず、進歩の妨げになるからだ。すでに手元にある情報を最大限に生かして、改善を続けるしかない。

　今日はこちらよりも速いクルマに囲まれて、ずっと背後からプッシュされていたので、本来ならついて行けるはずのないペースで走ることを強いられた。今週末の明るい面を見るとすれば、（レースとスプリントの）2度の予選でとてもいい位置を得たこと、そして言うまでもなくスプリントで上位に入れたことだ。少なくとも、手ぶらで帰るわけではないのが救いだね。