名古屋と横浜FMの上位対決は2−2のドロー決着! 互いに貴重な勝ち点「1」を獲得

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2023年07月08日 21:06  サッカーキング

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名古屋グランパスが横浜F・マリノスをホームで迎え撃った
 明治安田生命J1リーグ第20節が8日に行われ、名古屋グランパスと横浜F・マリノスが対戦した。

 前節終了時点で3位に付ける名古屋が、首位の横浜FMをホームで迎えた上位対決は、序盤からスコアが動く。8分に名古屋が中盤でボールを奪うと、素早いパスワークで前線に運び、FWキャスパー・ユンカーがペナルティエリア手前からシュートを放つ。一度は相手DFに防がれたものの、こぼれ球を拾ったFW永井謙佑が左足を振り抜くと、横浜FMのDF松原健に当たったボールがネットに吸い込まれ、名古屋が先制に成功する。

 追いつきたい横浜FMも27分に決定機を作り出す。ボックス付近でFWエウベルがFKを獲得すると、自身がキッカーを務め、低い弾道で壁の外側からファーサイドを狙う。しかし、シュートはポストを叩き得点には至らない。

 そんななか直後の28分、名古屋のFWマテウス・カストロが放ったロングシュートを横浜FMのGK一森純が防ぐと、前線でスプリントをかけるエウベルにパントキックで絶妙なスルーパスを供給。完全に裏へ抜け出したエウベルが、GKとの1vs1を冷静に制して同点に持ち込んだ。

 その後も、横浜FMの勢いは止まらない。35分にピッチ中央での華麗なポゼッションで名古屋を翻弄すると、ボランチで出場したMF藤田譲瑠チマが一瞬の隙をついてミドルシュートを放つ。インサイドで丁寧に蹴り込んだボールにGKランゲラックは反応したものの、わずかに届かず、横浜FMが前半で試合をひっくり返した。

 一転し追いかける立場となった名古屋だったが、頼れるチームトップスコアラーが流れを呼び戻す。47分に左サイドで相手のクリアボールをMF森下龍矢が拾うと、ポケットに走り込んだマテウス・カストロへスルーパス。中へグラウンダーのクロスを折り返すと、ユンカーがダイレクトで合わせ名古屋が試合を振り出しに戻す。

 攻勢に転じる名古屋は64分にも森下のパスから永井が左サイドの深いエリアに侵入すると、キックフェイントで横浜FMの藤田をかわしてクロスを蹴り込む。MF和泉竜司が大外から走り込んで飛び込むもミートできずに決定機を逃してしまった。

 86分には左サイドに張っていた森下がダイレクトで浮き球のボールを蹴り込み、途中出場のFW酒井宣福が横浜FMの背後を突破すると、中に折り返したボールをマテウス・カストロが流し込みネットを揺らす。逆転かと思われた名古屋だったが、裏へ走り込んだ酒井がオフサイドポジションから反応したため、得点は取り消されてしまう。

 互いに勝ち点3を目指して最後までゴールを狙った両チームだったが、試合は2−2のドローで終了。大注目の上位対決は勝ち点1を分け合う結果となった。なお、横浜FMと1試合未消化の2位・神戸の勝ち点差は「3」となっている。

【スコア】
名古屋グランパス 2ー2 横浜F・マリノス

【得点者】
1ー0 8分 永井謙佑(名古屋)
1ー1 28分 エウベル(横浜FM)
1ー2 35分 藤田譲瑠チマ(横浜FM)
2ー2 47分 キャスパー・ユンカー(名古屋)

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