米コメディアンら、「ChatGPTが著作権侵害」と集団訴訟

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2023年07月11日 09:16  ナリナリドットコム

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米コメディアンのサラ・シルバーマン(52歳)ら3人が、OpenAI社とMeta社に対し、著作権侵害などの集団訴訟を起こした。

サラは作家仲間のリチャード・カドレーとクリストファー・ゴールデンと共に、大規模言語モデルのChatGPTとLLaMAをそれぞれ開発したOpenAI社とMeta社を提訴。2010年に出版された自身の著書「The Bedwetter」などを含む作品が、作家らの許可なしに両社のAI言語モデルの訓練に使用されたと主張している。

訴えの中で原告らは、両社が違法コピーされた書籍サーチエンジン「Library Genesis」や海賊版電子書籍データベース「Z-Library」のようないわゆる「影の図書館」のデータベースから情報を得た可能性が高いとし、「明白な違法行為」と非難、AIモデルが予想通りに動作するためには、潜在的に著作権で保護された情報を与える必要があるため、AIモデルの存在そのものが著作権法上違法であるとさえ示唆したほか、同訴訟には現在3人の原告しか含まれていないものの、著作権侵害されている可能性のある「集団の少なくとも数千人のメンバー」が米国中にいるとしている。

同訴訟には、著作権侵害、過失、不当利得、不正競争の6つの訴因が含まれており、著者らは損害賠償と利益の返還を求めている。

ニュースサイトのザ・デイリー・ビーストが入手した裁判文書には「書籍は、明白に違法なシャドウライブラリーを通じて大量に入手することも可能であり、AIトレーニングコミュニティにとって長い間関心の的であった」と記されている。


元記事はこちら:https://www.narinari.com/Nd/20230780833.html


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