オーデマ ピゲが最も価格上昇率の高いブランドに、クロノ24が発表

　世界最大級の高級時計マーケットプレイス「クロノ24（Chrono24）」が、同会社が運営する機能「ウォッチコレクション」のデータを集計し、価格上昇率の高いブランドを発表した。

　ウォッチコレクションは、自分が所有する時計をオンラインコレクションに追加することで市場相場や価値の増減を確認できる機能。現在は世界120ヶ国以上、130万人を超える時計コレクターが同機能を使用しており、クロノ24内で追跡している時計の総額は約6兆9000万円（497億ドル）までのぼり、全世界の時計の推定価値の約7%を占めているという。
　今回の発表は、ユーザーがウォッチコレクションに時計を登録した時点と2022年時点を比較し、価格上昇率が高かったブランドをラインナップしたもので、最も高かったのは「オーデマ ピゲ（Audemars Piguet）」で71％、次に「パテック フィリップ（Patek Philippe）」が70%だった。全体として登録時よりも価格が上昇しているブランドがほとんどだが、中には価格が下がっているブランドも見られたという。
　また、2022年時点で最も平均購入価格が高かったブランドは「リシャール・ミル（Richard Mille）」で、中でも「RM 011」が最も人気が高いモデルだとわかった。次に高かったのはパテック フィリップで、 「ノーチラス（Nautilus）」が一番人気なモデルだという。