広島、首位攻防第1R落とし連勝10で止まる　ミス重なり逆転負け、野村初黒星

○ 阪神 7 − 2 広島 ●
＜13回戦・甲子園＞

　広島の連勝は「10」でストップ。阪神との首位攻防戦第1ラウンドを落とし、再び2位へ後退した。

　広島打線は1点を追う3回、二死から1番・小園、2番・野間の連続適時打で逆転に成功。しかし、この日は3番・秋山、4番・松山、5番・坂倉のクリーンアップが揃って4打数無安打に倒れるなど、4回以降は追加点を奪えなかった。

　今季初登板から3試合連続無失点中だった先発・野村は、初回に3番・森下に先制適時打を許し今季18イニング目で初失点。2−1と逆転してもらった直後の3回は、遊撃・小園の失策から一死一、二塁のピンチを招き、またも森下に痛烈な右前打を許した。この打球をチャージしてきた右翼・野間が痛恨の後逸。この間に2走者の生還を許し、2−3と再び勝ち越しを許した。

　この日の野村は立ち上がりから走者を背負う投球が続き、4回81球、5安打3失点（自責点1）、2奪三振1四球の内容で降板。6回は2番手・ケムナが崩れるなどリリーフ陣が一気に4点を失い、4回3失点の野村は今季初黒星（1勝）を喫した。