女子W杯の8強が出揃う！　なでしこジャパンはスウェーデンと対戦、東京五輪の“リベンジ”へ

　FIFA女子ワールドカップオーストラリア＆ニュージーランド2023・決勝トーナメント1回戦の全8試合が終了し、準々決勝に駒を進める8チームが出揃った。

　なでしこジャパン（日本女子代表）は決勝トーナメント1回戦の初日となった5日にノルウェー代表と激突。15分にオウンゴールで先手を取りながら、直後の20分にグーロ・レイテンにヘディングシュートを決められ、1−1でハーフタイムに突入した。それでも、後半立ち上がりの50分に前線での素早い切り替えでボールを奪った清水梨紗が勝ち越しゴールを挙げると、終盤の81分にはカウンターから宮澤ひなたが追加点を記録。最終的には3−1で勝利し、2大会ぶりのベスト8入りを決めていた。

　翌日6日には、現在大会2連覇中、過去の最低成績は3位と“絶対女王”のアメリカ女子代表が登場した。グループGを3戦全勝で首位通過したスウェーデン女子代表との一戦は死闘となり、90分間、そして延長戦も含めた120分間が経過してもゴールネットが揺れず、PK戦に突入。PK戦でも一進一退の展開となったが、最終的には後攻のスウェーデン女子代表7人目のキッカーを務めたリナ・フルティグが成功させ、5−4でスウェーデンが勝利。なでしこジャパンが待つ準々決勝に進んだ一方、アメリカ女子代表は史上初のベスト16敗退となっていた。

　その他、グループCでなでしこジャパンと同居したスペイン女子代表はスイス女子代表を5−1で撃破。共催国のオーストラリア女子代表もデンマーク女子代表を2−0で破ってベスト8入りを決めた。

　準々決勝は11日よりスタートする。なでしこジャパンは同日、前述の通りスウェーデン代表と対戦。なお、東京オリンピックの準々決勝でも両者は対戦しており、当時は1−3でなでしこジャパンが敗れていた。約2年ぶりの“リベンジ”を目指す一戦は、日本時間で16：30にキックオフ予定。試合はNHK・総合テレビにて全国生中継されるほか、FIFA＋でも配信される。

　決勝トーナメント1回戦の結果、および準々決勝の対戦カードは下記の通り。

■決勝トーナメント1回戦
▼8月5日（土）
スイス　1−5　スペイン
日本　3−1　ノルウェー

▼6日（日）
オランダ　2−0　南アフリカ
スウェーデン　0−0（PK戦：5−4）　アメリカ

▼7日（月）
イングランド　0−0（PK戦：4−2）　ナイジェリア
オーストラリア　2−0　デンマーク

▼8日（火）
コロンビア　1−0　ジャマイカ
フランス　4−0　モロッコ

■準々決勝
※すべて日本時間
▼11日（金）
10：00　スペイン　vs　オランダ
16：30　日本　vs　スウェーデン

▼12日（土）
16：00　オーストラリア　vs　フランス
19：30　イングランド　vs　コロンビア