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遂に2023−24シーズンのプレミアリーグの幕が上がる。昨季のブライトンはシーズンを6位で終えたため、今季はヨーロッパリーグ（EL）を並行しながらの戦いが待っている。対するルートンは昨季のチャンピオンシップ（イングランド2部リーグ）を3位で終え、昇格プレーオフを勝ち抜いて1部行きの切符を掴み取った。1部を戦うのはクラブにとって32シーズンぶりの出来事だ。プレミアリーグ創設後は初の1部在籍となり、挑戦と呼べるシーズンに臨む。
ブライトンを率いるロベルト・デ・ゼルビ監督は、パスカル・グロス、ソリー・マーチ、三笘薫ら昨季の主力を開幕戦の先発に送り出した。ジェイムズ・ミルナー、マフムド・ダフートら新戦力もスタメンに名を連ねた一方、移籍が噂されているモイセス・カイセドはメンバー外となっている。
試合は立ち上がりの5分、ブライトンにチャンス到来。自陣から持ち運んだペルビス・エストゥピニャンがスルーパスを送るも、ゴール方向へ向かったJ・ペドロはフィニッシュまで持ち込めず。しかし、ルーズボールに反応したパスカル・グロスがマイナスへ折り返すと、素早く立ち上がったJ・ペドロが右足でシュート。ここはゴール左へ外れた。
その後はブライトンが試合の主導権を握ってシュートの数を増やしたものの、5バックでブロックを固めるルートンを崩し切ることはできない。23分にはカウンターでルートンがゴールに迫る。カールトン・モリスのポストプレーからイッサ・カボレが右サイドを突破。クロスボールにペリー・ラドック・ムパンズが頭で合わせたものの、シュートは枠を捉えきれなかった。
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勢いに乗るブライトンは39分、ダニー・ウェルベックがポスト直撃のシュートを放ったものの、前半のうちに追加点は奪えない。このまま45分間とアディショナルタイムが経過し、ブライトンの1点リードで終了した。
後半に入ってもブライトンが攻撃する時間が続く。52分にはペナルティエリア左の位置で得たフリーキックからグロスが右足を振り抜くと、強烈な一撃が左ポストを叩く。69分には左サイド開いた位置でボールを受けた三笘が対峙した相手をかわし、斜めに走っていたJ・ペドロに繋ぐと、ペナルティエリア内で倒されてPKを獲得。キッカーを務めるのはファウルをもらったJ・ペドロ。シュートはGKトーマス・カミンスキに触られたものの、威力が勝ってゴールに吸い込まれ、ブライトンが追加点を挙げた。
なかなかチャンスの数を増やせないルートンだったが、79分にはピッチ中央でのボール奪取から素早く攻撃に転じる。モリスのポストプレーで抜け出したジェイコブ・ブラウンがクロスボールを送ると、ルイス・ダンクのハンドを誘い、PKが与えられる。このPKをモリスがゴール左下に流し込み、ルートンが1点を返した。
1点差に詰め寄られたブライトンだったが、85分に敵陣での三笘のボール奪取から、エヴァン・ファーガソンを経由してボールはエストゥピニャンのもとへ。切り返しから放った左足シュートはGKカミンスキに阻まれたものの、クリアが中途半端になったところをシモン・アディングラがボレーシュート。今夏にレンタル移籍から復帰したウインガーが強烈な一撃を突き刺し、ブライトンが再びリードを広げた。
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次節、ブライトンは19日に敵地でウルヴァーハンプトンと対戦する。一方、ルートンは当初19日にホーム開幕戦のバーンリー戦を戦う予定となっていたものの、スタジアム改修工事の関係で開催が延期に。25日に敵地で行われる第3節チェルシー戦が次回の公式戦となる。
【スコア】
ブライトン 4−1 ルートン
【得点者】
1−0 36分 ソリー・マーチ（ブライトン）
2−0 71分 ジョアン・ペドロ（ブライトン）
2−1 81分 カールトン・モリス（ルートン）
3−1 85分 シモン・アディングラ（ブライトン）
4−1 90＋5分 エヴァン・ファーガソン（ブライトン）
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