前節、ブライトンは敵地でウルヴァーハンプトンを4−1で粉砕。三笘薫は圧巻のドリブル突破から今季初ゴールを挙げていた。マンチェスター・シティ、アーセナルと並び、今季開幕から2連勝と好スタートを切っており、得失点差の関係で現在は首位に立っている。3連勝を目指す今節は、ここまで1勝1分と悪くないスタートを切ったウェストハムとホームで激突する。
ブライトンの三笘は開幕から3試合連続の先発に名を連ねた。その他、ペルビス・エストゥピニャン、パスカル・グロス、ソリー・マーチらがスターティングメンバーに入っている。GKはここまで2試合を守ってきたジェイソン・スティールではなく、今夏のマーケットで加入したバルト・フェルブルッヘンに入れ替わった。一方、ウェストハムはジェームズ・ウォード・プラウズ、ジャロッド・ボーウェン、ルーカス・パケタらが先発入りを果たした。
試合は立ち上がりからウェストハムが強固なブロックとロングボールを織り交ぜた攻撃で前に出る。6分、中盤でロングフィードを拾ったウォード・プラウズが頭で繋ぐと、回収したパケタがダイレクトで背後のスペースを狙う。抜け出したマイケル・アントニオが左足を振ったものの、シュートはGKフェルブルッヘンの正面へ。
良い入りを見せたウェストハムは19分、ウォード・プラウズが敵陣左サイドめがけてアバウトなボールを蹴り込むと、アダム・ウェブスターに競り勝ったアントニオがボールを拾ってペナルティエリア左深い位置に侵入。マイナスへの折り返しをウォード・プラウズが強引に押し込み、ウェストハムが先手を取った。
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後半に入るとブライトンは左サイドからチャンスを作る。開いた位置でボールを受けた三笘が右足でクロスボールを送ると、中央で競り勝ったファーガソンが頭で狙う。ヘディングシュートは右ポストに嫌われた。直後の49分には左コーナーキックがファーサイドで待っていた三笘に渡ると、迷いなく右足でボレーシュートを狙ったが、シュートはクロスバーを超えている。
ブライトンがなかなか守備陣を攻略できずにいると、ウェストハムは得意のカウンターで追加点を狙う。58分、下がって守備に参加していたアントニオが自陣左サイドに流れたルーズボールを拾うと、前を向いてグラウンダーのスルーパスを供給。反応したサイード・ベンラーマは左サイド高い位置で味方の上がりを待ち、右足でクロスボールを送ると、ファーサイドに上がってきたボーウェンがファーストタッチをピタリと止める。GKの位置を見て左足で流し込み、ウェストハムがリードを広げた。
勢いに乗ったウェストハムは63分、GKアルフォンス・アレオラがゴールキックで右サイドめがけたボールを蹴り込む。待っていたボーウェンが左足で前線へ浮き球のボールを送ると、ワンフェイクで強引に前を向き、そのまま右足で叩き込んだ。アントニオの2試合連続ゴールで、ウェストハムが勝利を決定付ける大きな3点目を記録している。
ホームゲームで苦しい試合展開を強いられたブライトンは81分、ペナルティエリア手前右寄りの位置でジョエル・フェルトマンからの折り返しを受けたグロスが、巧みな切り返しからミドルシュートを放つ。ファーサイドを狙ったグラウンダーの一撃がゴールに吸い込まれ、ブライトンが1点を返した。
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試合はこのままタイムアップ。ブライトンはホームで3失点を許し、今季初黒星を喫した。三笘はフル出場を果たしている。一方、勝利したウェストハムはプレミアリーグ創設以降勝てていなかった“難敵”の撃破に成功。前節のチェルシー戦に続く会心のゲームとなり、プレミアリーグ2連勝を飾った。
次節、ブライトンは9月2日にニューカッスルをホームに迎える。一方、ウェストハムは同1日に敵地でルートンと対戦する。
【スコア】
ブライトン 1−3 ウェストハム
【得点者】
0−1 19分 ジェームズ・ウォード・プラウズ（ウェストハム）
0−2 58分 ジャロッド・ボーウェン（ウェストハム）
0−3 63分 マイケル・アントニオ（ウェストハム）
1−3 81分 パスカル・グロス（ブライトン）
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