計7発が生まれた撃ち合いはバルサに軍配! ビジャレアルを下しラ・リーガ2連勝

1

2023年08月28日 06:05  サッカーキング

  • 限定公開( 1 )

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

サッカーキング

レヴァンドフスキの今季初ゴールは貴重な逆転弾 [写真]=Getty Images
 ラ・リーガ第3節が27日に行われ、バルセロナとビジャレアルが対戦した。

 バルセロナは開幕戦のヘタフェ戦をスコアレスドローで終え、第2節カディス戦もなかなか相手守備陣をこじ開けることができなかったが、82分にペドリが均衡を破る得点を記録。後半アディショナルタイムにはフェラン・トーレスにもゴールが生まれ、2−0で初白星を飾った。今節敵地で対戦するビジャレアルは、ここまで1勝1敗とまずまずのスタート。前節は“エース”のジェラール・モレノに今季初ゴールが生まれており、ホームで2試合連続ゴールを狙う。

 バルセロナは負傷したペドリがメンバー外となったものの、ガビ、イルカイ・ギュンドアン、ロベルト・レヴァンドフスキらがスターティングメンバーに名を連ねた。登録が完了したマルコス・アロンソは今季初の先発に並んでいる。一方、ビジャレアルはG・モレノを筆頭に、ダニ・パレホやアレクサンダー・セルロートらがスタメンに入った。

 試合は早い時間帯に動く。12分、バルセロナは左コーナーキックを獲得。ギュンドアンの放ったボールは最終的にファーサイドに流れたものの、ボールを拾ったラミン・ヤマルが左足でクロスボールを送る。ファーサイドに向かったボールをガビが頭で沈め、バルセロナが先手を取った。

 勢いに乗ったバルセロナは直後の15分、敵陣左サイドでクリアボールを拾ったフレンキー・デ・ヨングが巧みなターンで前を向き、斜めでサポートしたギュンドアンにボールを預ける。ギュンドアンは縦のレヴァンドフスキに付けると、ヒールでの落としにデ・ヨングが反応。GKとの1対1を冷静に仕留め、バルセロナがリードを広げた。

 早々に2点をリードされたビジャレアルだったが、25分に左サイドから反撃へ。自陣でボールを持ったマッテオ・ガッビアがサイドチェンジのボールを送ると、アルフォンソ・ペドラサが足下にピタリとボールを止める。自ら左足を振ったが、ファーサイドを狙った一撃はGKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンに阻まれた。それでも、直後のコーナーキックをアレックス・バエナが右足で蹴ると、中央で競り勝ったフアン・フォイスがヘディングシュートを叩き込む。ビジャレアルが1点を返した。

 続く39分、ビジャレアルは自陣でのボール奪取からパレホが中央へ繋ぐと、ボールを受けたバエナがドリブルで前進。アウトサイドで右を走っていたセルロートを使うと、切り返しからマイナスへ落とす。ペナルティエリア手前でボールを受けたG・モレノがタイミングを見てスルーパスを送ると、抜け出したペドラサがダイレクトで折り返し、最後はフリーになっていたセルロートが難なく押し込んだ。ビジャレアルが試合を振り出しに戻し、前半は2−2で終了した。

 後半に入ってもビジャレアルの勢いは止まらない。50分、GKフィリップ・ヨルゲンセンが左サイドをめがけてフィードを送ると、待っていたペドラサが内側のスペースへボールを持ち運ぶ。ペナルティエリア手前まで運んで左へ流すと、並走していたバエナが右足でゴールネットを揺らした。後半の立ち上がりにビジャレアルが試合をひっくり返している。

 追い付かれたバルセロナは56分、右サイド大外でボールを持ったヤマルが、ギュンドアン、さらにマルコス・アロンソとのパス交換から右足を振り抜くも、シュートはポストに嫌われる。60分には敵陣でのボール奪取からオリオール・ロメウが中央へ繋ぎ、反転したレヴァンドフスキが右足で狙ったが、シュートはGKヨルゲンセンに阻まれた。

 怒涛の攻撃を続けるバルセロナは68分、ガビが左サイドからボールを持ち運び、崩しのタイミングを探る。右サイドから折り返しを受けたデ・ヨングが降りてきたフェラン・トーレスを使うと、ガビとのパス交換からペナルティエリア内へ侵入。1度目のフィニッシュはブロックされたものの、F・トーレス自らこぼれ球を左足でねじ込んだ。F・トーレスの2試合連続ゴールでバルセロナが再び試合を振り出しに戻している。

 直後の71分、バルセロナは自陣ペナルティエリアでGKテア・シュテーゲンがボールをキャッチしたところから反撃を開始。デ・ヨングが中央を持ち運ぶと、ボールはギュンドアンを経由して右サイドに開いたヤマルに渡る。16歳のアタッカーはカットインから得意の左足を振り抜くも、シュートはニアポストに直撃。だが、こぼれ球を逃さなかったレヴァンドフスキが今季初ゴールを沈め、バルセロナが再逆転に成功した。

 試合はこのままタイムアップ。シーソーゲームとなった撃ち合いはバルセロナに軍配が上がり、ラ・リーガ2連勝を飾った。一方のビジャレアルはまたも“難敵”に敗れる形に。2007年10月以来となる本拠地『エスタディオ・デ・ラ・セラミカ』でのラ・リーガのバルセロナ戦勝利も頭をよぎったが、最後は力尽きる形となった。

 次節もバルセロナはアウェイ連戦となり、9月3日にオサスナの本拠地『エル・サダール』に乗り込む。一方、ビジャレアルも敵地でカディスと対戦する。

【スコア】
ビジャレアル 3−4 バルセロナ

【得点者】
0−1 12分 ガビ(バルセロナ)
0−2 15分 フレンキー・デ・ヨング(バルセロナ)
1−2 26分 フアン・フォイス(ビジャレアル)
2−2 40分 アレクサンダー・セルロート(ビジャレアル)
3−2 50分 アレックス・バエナ(ビジャレアル)
3−3 68分 フェラン・トーレス(バルセロナ)
3−4 71分 ロベルト・レヴァンドフスキ(バルセロナ)

    ランキングスポーツ

    前日のランキングへ

    ニュース設定