ルクレール、接触の影響でリタイア「フロアがダメージを負い、問題が悪化していった」フェラーリ/F1第14戦

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2023年08月28日 19:00  AUTOSPORT web

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2023年F1第14戦オランダGP シャルル・ルクレール(フェラーリ)
 2023年F1オランダGP決勝で、フェラーリのシャルル・ルクレールはリタイア、カルロス・サインツは5位だった。

 スタート直後の雨を受けて、1周目にタイヤ交換を行ったルクレールは、レース序盤に6番手に順位を上げた。しかしオープニングラップにオスカー・ピアストリ(マクラーレン)と接触した際にマシンがダメージを受けており、フロントウイングは交換したものの、フロアに損傷がある状態で走り続けなければならず、ルクレールは、サインツより1周1秒遅いペースでしか走れなくなった。走行するに従って、問題が悪化していったため、最終的にチームはルクレールをリタイアさせることを決めた。

 サインツは、赤旗のリスタート後の最終スティントで5番手を走行、すぐ後ろのルイス・ハミルトン(メルセデス)を抑えきってポジションを守った。

■シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)
決勝=リタイア(41周/72周)
9番グリッド/タイヤ:ソフト→インターミディエイト→ソフト

 僕にとってはトリッキーなレースになった。1周目の最終コーナーまで来た時、雨の降り方がひどいのを見て、ここでピットストップをしようと決めた。タイミングが遅すぎる(注:チームの準備ができていない)ことは分かっていたが、それでもピットに入った方がいいと考えた。そこで失うものよりも、得るものの方が大きかったからだ。

 残念なことに、オスカー(・ピアストリ)との接触でフロアにダメージを負い、レースが進むにつれてその問題がさらに悪化して、最終的にはリタイアを余儀なくされた。

 全体として、望んでいたような週末にはならなかった。だけど、僕はもう来週のモンツァでのホームレースに目を向けている。

■カルロス・サインツ(スクーデリア・フェラーリ)
決勝=5位(72周/72周)
6番グリッド/タイヤ:ソフト→インターミディエイト→ソフト→ソフトーミディエイトーミディエイト

 全体にいいレース運びができて、この難しいコンディションの中でミスもなかった。ただ、最後のスティントでは、土曜日にかなり使い込んだインターミディエイトを履くことになり、防戦一方になってしまった。1周目から最終ラップまで本当に全力を尽くしたけど、この週末の僕たちには、残念ながら5位が望みうる最善の結果だったと思う。

 チームにとって厳しい週末になったが、それでもポイントは稼いで、メルセデスとマクラーレンに対する点差を広げることができた。もっと上を望んでいることは言うまでもない。これからもプッシュし続けるよ。来週末のモンツァはチームのホームレースで、僕も楽しみにしている。

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