64年目のプロポーズ! 93歳で“初婚”の男性に祝福の嵐(米)<動画あり>

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2023年09月03日 21:01  Techinsight Japan

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これまで友人として交流してきたが、64年の年月を経て、ジョセフさんは未亡人となったメアリーさんに勇気を出してプロポーズした(画像は『New York Post 8月21日付「Lifelong bachelor
ロシアの小説家トルストイの名言に「急いで結婚する必要はない。結婚は果物と違って、いくら遅くても季節はずれになることはない」というのがあるが、この度、米ニュージャージー州に住む93歳の男性が、64年前に出会った女性にやっとプロポーズし、晴れて結婚することになった。同州のウェブサイト『NJ.com』などがこのニュースを報じると、SNSには2人を祝福するコメントで溢れかえった。

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これまでずっと独身を通してきたジョセフ・ポテンザーノさん(Joseph Potenzano、93)は、まもなく妻となるメアリー・エルキンドさん(Mary Elkind、83)と共に10月の結婚式に向けて、忙しいが幸せな日々を送っている。

2人は『NJ.com』のインタビューに応じたが、「この恋を成就させるには、急がなければなりませんでした。なにしろ93歳の私には、あと数年しか残されていないでしょうから」とジョセフさんが語ると、「数年以上あるかもしれませんよ。先のことは誰にも分かりませんからね」とメアリーさんが言葉を添えている。

実際にジョセフさんとメアリーさんを知る家族や周囲の人々は、2人の恋物語がこんな風に綴られていくとは思いもしなかっただろう。

彼らの物語は、1959年のある結婚式から始まった。メアリーさんはメイド・オブ・オナー、ジョセフさんはベストマンとして、それぞれが花嫁と花婿の介添人の代表を務めた時に2人は出会った。

「彼女はとてもきれいな子でした。今もきれいでしょう? だからデートに誘ったんです」と、ジョセフさんは当時を回想する。


彼らは短期間デートしたが、その時はそれ以上の進展はなかった。ニューヨークのラジオシティ・ミュージックホールで活躍するバレリーナだったメアリーさんは、結婚式の後にバレエ団の一員としてヨーロッパツアーに出かけ、ジョセフさんも工学を勉強するためフェアリー・ディキンソン大学に入学し、最終的に2人は別々の道を歩むことになった。


メアリーさんは1962年に別の男性と結婚したが、ジョセフさんも結婚式に呼ばれたそうだ。そしてメアリーさんはバレエシューズを脱ぎ、夫と3人の子どもを育てながら妻として母として家庭を切り盛りする暮らしに落ち着いた。一方で米陸軍の兵器研究開発センター「ピカティニー・アーセナル」に職を得たジョセフさんは、友人として何年もの間、メアリーさん一家と交流してきたそうだ。ただ、ジョセフさんが言うには、常に少し距離を置いていたという。

独身のジョセフさんは何人かとデートしてきたが、結婚に発展することはなかった。「私はいつも、ここぞという時に、いるべき場所にいなかったんです。いつも間違った場所にいた。それが私の人生でした」とジョセフさんは語る。

9年前に夫を亡くしたメアリーさんだが、ジョセフさんが彼女を再びデートに誘うようになったのは、2022年になってからだった。

「ある日、私は家でソファに座っていました」とジョセフさんは1年前を振り返る。

「そして他に電話できる人がいないことに気づきました。みんな、いなくなりました。90歳になって、初めて孤独を感じ始めました。」

メアリーさんによれば、ある日参加した教会の洗礼式で突然、ジョセフさんが「いつか私と一緒にお茶かランチをしませんか?」と誘ってきたそうだ。そこで2人は電話番号を交換し、再びデートするようになった。

それ以来、ジョセフさんとメアリーさんは数え切れないほど電話をしたり、映画を観たり、食事をしたりした。そんなある日、彼らがジョセフさんの家で寛いでいる時、ジョセフさんが勇気を出して尋ねた。

「もう一度、結婚することを考えてみませんか?」

ところが9年間一人暮らしをしてきて、自分が一人でも生きていけると知っていたメアリーさんの最初の答えは「分からないわ」だったそうだ。しかし同時にメアリーさんも、人生に何かそれ以上のものを望んでいた。

「私はいつもジョー(ジョセフさん)のことを気にかけていました」とメアリーさんは述べ、さらに「もしジョーと結婚していたら、私の人生はどうなっていただろうかと考えたことが何度もありました」と明かした。

64年の紆余曲折を経て10月15日、この恋物語はクライマックスを迎える。ジョセフさんは長い独身生活に終止符を打ち、カップルは教会で結婚の誓いを唱えた後、ケープ・コッドへの新婚旅行を予定しているそうだ。

このニュースがSNSで紹介されると、ユーザーからは2人を祝福する言葉が多数あがっている。

「まさにコレよ! 愛はとても美しいものね、お2人に幸あれ!」
「おめでとうございます!! 神の御加護がありますように。」
「時には、生涯をかけなければならないこともある、ってことだ。」
「先はまだまだ長い。俺も、急ぐ必要ないか。」

ちなみに6月には米フロリダ州で、高校時代に出会った2人が、60年以上の時を越えて結ばれたという。



画像は『New York Post 2023年8月23日付「Lifelong bachelor, 93, to wed woman he met at NJ wedding 64 years ago」(ABC7NY)』『ABC7 New York 2023年8月22日付「93-year-old bachelor to marry woman he met at a wedding 64 years ago」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 秋本神奈)
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