頼んでいない豊胸と豊尻手術で“醜くなった”65歳女性、今後の治療に1100万円超の悪夢(米)<動画あり>

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2023年11月26日 05:11  Techinsight Japan

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10月末、米国の国境沿いにあるメキシコ、ティファナのクリニックで、望んでいなかった豊胸と豊尻手術をされた65歳のキンバリーさん。涙を流し自身の経験を語った(画像は『FOX 13 Seattle 2023年11月10日付「Woman advises against medical tourism after waking up to unwanted implants following surgery」』のスクリーンショット)
「できるだけ安く、減量でたるんだ皮膚を切除したい」とメキシコで手術を受けたアメリカ人の女性(65)は術後、全く望んでいなかった豊胸と豊尻手術が行われたことを知って涙した。女性は感染症にも罹り、傷ついた身体を元に戻すには今後、約1120万円(7万5000ドル)が必要になるという。米ニュースメディア『FOX 13 Seattle』などが伝えた。

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米ワシントン州キング郡に住むキンバリー・マコーミックさん(Kimberly McCormick、65)は2017年、米国の国境沿いにあるメキシコの都市ティファナのクリニック「メキシコ肥満センター(Mexico Bariatric Center」で減量手術を受け、6年で68キロ(150ポンド)の減量に成功した。

そしてキンバリーさんは今年10月末、減量でたるんだ腕、太腿、腹部の「皮膚切除手術」と、垂れた乳房の位置を引き上げる「バストリフト術」を受けるため、再び同クリニックを訪れた。アメリカでは約747万円(5万ドル)以上かかる手術が、約194万円(1万3000ドル)と破格だった。


しかし手術後、キンバリーさんはひどい胸の痛みで目覚め、大声で泣き出してしまったそうで、当時のことをこのように振り返った。

「外科医は手術前、腕、脚、腹部などの手術箇所にマークを付け、準備は万全のはずでした。それが目覚めると、私の肺は一部が潰れ、胸が巨大になっていました。医師は下垂したバストを持ち上げるバストリフトではなく、豊胸手術をしたのです。」

「しかも腕と太腿の皮膚は切除されずにそのままで、望んでいなかったブラジリアンバットリフト(豊尻手術)が行われたことも知りました。それで私が手術室に入ったのは午後4時でしたが、翌朝の1時半まで外に出てくることはなかったそうです…。また部屋はひどい汚さで、私は呼吸をするのが困難になり、そのうち感染症に罹ってしまいました。」

「そうして医療コーディネーターに不満をぶつけると、『あなたは医師にCカップになりたいと言ったでしょう』と責められたのです。私は決してそんなことを言った覚えはないのに…。また看護師には『セクシーになったわね』などとも言われました。」


さらにキンバリーさんの付き添いで来た娘ミスティ・アン・マコーミックさん(Misty Ann McCormick)は、術後のクリニックの対応について、納得がいかない様子でこう明かした。

「母とは術後数日間、面会ができず、外科医も母の様子を見に来ることはありませんでした。それでやっと面会が叶うと、母の唇は真っ青で鼻は灰色に変わっていました。」

「そこでクリニックの廊下で『母に何があったのか?』と聞いたところ、大柄の男たちがやって来て機関銃で殴られ、肋骨に蹴りを入れられて外に連れ出されました。外にはスペイン語を話す警察のグループがいましたが、私を助けてくれることはありませんでした。」

なお親子はその後、病院のスタッフに「回復が遅れて入院が長引いたから、約37万円(2500ドル)を余分に支払え。払えないなら刑務所に入れる」と脅され、泣く泣く追加分の支払いを済ませたという。また「今回受けた手術は、本人が望んだものである」という書類にサインをさせられ、病院を追い出されたそうだ。

こうして娘と一緒にバンに乗り国境を越えたキンバリーさんは、カリフォルニア州最南端サンディエゴの緊急治療室で感染症の治療を受けた。

キンバリーさんの胸は現在、インプラントが大きすぎて傷口が閉じず、地元の医師には「メキシコで受けた手術による身体のダメージの治療には今後、約1120万円(7万5000ドル)が必要になるだろう」と言われているそうで、ミスティさんはクラウドファンディングサイト「GoFundMe」に専用ページを立ち上げている。また、米連邦捜査局(FBI)に今回の件について報告書を提出したという。


キンバリーさんは「クリニックのケアは最悪で、私は醜くなってしまいました。それにこれからもっと手術を受けなくてはならないのです」と涙を流して語っており、次のように注意喚起した。

「どんなに安くて魅力的な提案をされたとしても、メキシコではあなたが満足するような結果は得られないのです。だからみんなにこう言いたいの、『メキシコで手術はするな』とね!」


しかしながらキンバリーさんには、「死ななかっただけラッキーだったと思わないと」「もし自分が65歳だったら、私は米国でも手術は受けないわ」「メキシコで手術なんてギャンブルと同じ。65歳だったらそのくらいの分別はあるはずよね」「同情はできないね。悪いのは自分だよ」「高い代償を払うことになったね」「ナチュラルビューティが一番だよ」などといった厳しい声が寄せられている。

ちなみに過去にはロシアで、豊胸手術から目覚めた女性が、頼んでもいないのにキム・カーダシアンのような豊尻になり注目されていた



画像は『FOX 13 Seattle 2023年11月10日付「Woman advises against medical tourism after waking up to unwanted implants following surgery」』『The Mirror US 2023年11月21日付「Woman horrified to wake up with new bum and boobs after surgery in Mexico」(Image: FOX13 Seattle)(Image: NewsNation)』『LADbible 2021年2月10日付「Woman Wakes Up From Boob Job To Find Bum Has Been Made ‘Horrifying’ Size」(Credit: Newsflash/Lyubov Laufer)』『7NEWS.com.au 2019年12月22日付「Teenage girl Emmalyn Nguyen left in coma after breast enhancement surgery goes wrong」(Credit: NBC)』『The Sun 2020年9月24日付「‘LIVING NIGHTMARE’ My nipple fell off after botched breast surgery abroad left me with gaping hole in my chest」(Credit: Caters News Agency)』『The Daily Star 2022年6月7日付「Mum says Brazilian butt lift was ‘worst mistake of my life’ after it almost kills her」(Image: Kennedy News and Media)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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