小川颯太が2023年FRJチャンピオンに輝く/フォーミュラ・リージョナル第6大会SUGO

0

2023年12月01日 13:10  AUTOSPORT web

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

AUTOSPORT web

2023年FRJドライバーズタイトルを獲得した小川颯太(Bionic Jack Racing F111/3)と高木真一監督
 2023年フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ・チャンピオンシップ(FRJ)の最終大会となる第6大会(第14戦〜第16戦)が11月24〜26日にスポーツランドSUGOで開催された。第14戦と第15戦は奥住慈英(Sutekina Racing)が連勝、第16戦ではミハエル・サウター(Bionic Jack Racing F111/3)が勝利を飾った。2023年のドライバーズタイトルは小川颯太(Bionic Jack Racing F111/3)が獲得した。

 シーズン最終ラウンドには9台がエントリー。うち2台がマスタークラスからエントリーとなったが、2台はともに予選不通過に。スカイ・チェン(SKY MOTORSPORTS F111/3)は決勝の出走を取りやめ。また、近藤善嗣(KUJIRA Rn-sports)は第14戦の決勝スターティンググリッドへ向かう途中にクラッシュを喫し、以降の出走を取りやめている「。

 予選ではエンツォ・トゥルーリ(TOM'S FORMULA)が第14戦のポールポジションを獲得。第15戦、第16戦はサウターがポールシッターとなった。

■第14戦/奥住が優勝。サウターはジャンプスタートで後退

 冬も近づく11月末開催ということもあり、SUGOは気温、路面温度ともにかなり低めに。3周のフォーメーションラップを経て、第14戦はスタートを迎えた。2番グリッドスタートのサウターがトゥルーリからターン1のホールショットを奪う。しかし、これはジャンプスタートと判定され、サウターには10秒のタイムペナルティが科せられることに。

 その背後では4台が接戦のまま1コーナーへ。そんな中、2コーナー進入でわずかにバランスを崩した大木一輝(PONOS RACING)とトゥルーリが接触。押し出されたかたちのトゥルーリは2コーナーアウト側の芝生にマシンを止めることに。この接触でセーフティカー(SC)導入に。また、大木に対し10秒のタイムペナルティが科されている。

 5周目にレース再開を迎えると、サウター、奥住、リアム・シーツ(Sutekina Racing)、小川というオーダーに。ラップリーダーのサウターは後続との間合いを徐々に広げたが、20周目のチェッカーを受けた時点で奥住とのギャップは4秒264。これで奥住が優勝。2位シーツ、3位小川までが表彰台獲得となり、10秒のタイムペナルティが響いたサウターは4位でレースを終えた。

・2023年フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ・チャンピオンシップ
第14戦スポーツランドSUGO 決勝正式結果
Pos.No.ClassDriverCarLaps/Gap13奥住慈英Sutekina Racing29'23.061227L.シーツSutekina Racing1.938398小川颯太Bionic Jack Racing F111/33.861497M.サウターBionic Jack Racing F111/35.736545大木一輝PONOS RACING16.862662廣田築F111/317.51514E.トゥルーリTOM'S FORMULA20Laps99M近藤善嗣KUJIRA Rn-sportsDNS
参加台数9台:出走台数8台:完走台数6台
・ファステストラップ #97 ミハエル・サウター 1分18秒842 14/20 163.763km/h
・SC導入時刻(13時1分39〜13時8分47/1Lap〜4Laps)
・ペナルティ
#97 2023 FRJ-SpR 31-7.「反則スタート」決勝結果(29分18秒797)に10秒加算(最低時刻13時5分)
#45 2023 FRJ-SpR 16-1「他車への衝突」決勝結果(29分29秒923)に10秒加算(最低時刻13時45分)

■第15戦/奥住連勝。ポールのサウターはリタイア

 26日10時30分のフォーメーションラップ開始を予定していた第15戦。しかし、ダミーグリッドへ向かうレコノサンスラップでトゥルーリがクラッシュ。これで10分ディレイののち、3周のフォーメーションラップを経て第15戦はスタートを迎えた。

 ポールシッターのサウターがスタートで出遅れ、奥住がトップに浮上。大木、シーツと続き、サウターは4番手まで後退。サウターはここからポジションを取り戻しにかかるが、2周目のSPアウトコーナーでコースオフ。その際にマシンにダメージがあったようで、サウターはピットイン。チェッカーを受けることは叶わずレースを終えることに。

 レースは奥住がトップチェッカーを受け2連勝。2位に大木、3位にシーツと続いた。ポイントリーダーの小川は4位チェッカーとなり、第15戦終了時点ではタイトル獲得ならず。タイトル争いは最終レースにまでもつれこむこととなった。

・2023年フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ・チャンピオンシップ
第15戦スポーツランドSUGO 決勝正式結果
Pos.No.ClassDriverCarTime/Gap13奥住慈英Sutekina Racing26'47.300245大木一輝PONOS RACING0.479327L.シーツSutekina Racing0.960498小川颯太Bionic Jack Racing F111/31.927562廣田築F111/319.56197M.サウターBionic Jack Racing F111/315Laps14E.トゥルーリTOM'S FORMULADNS
参加台数9台:出走台数7台:完走台数5台
・ファステストラップ #98 小川颯太 1分19秒643 15/20 162.116km/h

■第16戦/小川颯太が2023年FRJチャンピオンに輝く

 26日午後に行われた2023年シーズン最終レース。引き続きサウターがポールポジションからスタートするが、2番グリッドスタートの奥住が蹴り出しよく、1コーナーのホールショットを奪う。

 ただ、サウターは5周目の2コーナーでトップに返り咲く。2番手に後退した奥住に3番手トゥルーリが急接近し、3コーナーで奥住に仕掛けるが、2台はここでわずかに接触。トゥルーリはバランスを崩しスピンとなり戦線離脱となった。

 奥住は2番手をキープ。19周目には3番手に大木が浮上しチェッカー。サウターがポール・トゥ・ウインを飾ると同時に、4番手でチェッカーを受けた小川が2023年シーズンのFRJドライバーズタイトルを獲得。マスタークラスは今季クラス優勝6回の近藤が王座獲得。そしてエントラントタイトルはSutekina Racingが獲得となった。

・2023年フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ・チャンピオンシップ
第16戦スポーツランドSUGO 決勝正式結果
Pos.No.ClassDriverCarTime/Gap197M.サウターBionic Jack Racing F111/326'45.81923奥住慈英Sutekina Racing14.675345大木一輝PONOS RACING15.727498小川颯太Bionic Jack Racing F111/318.069527L.シーツSutekina Racing22.786662廣田築F111/333.55814E.トゥルーリTOM'S FORMULA15Laps
参加台数9台:出走台数7台:完走台数6台
ファステストラップ #97 ミハエル・サウター 1分19秒272 17/20 162.875km/h
・ペナルティ
#62 2023 FRJ-SpR 31-7.「反則スタート」決勝結果(27分14秒377)に5秒加算(最低時刻14時30分)

    ランキングスポーツ

    前日のランキングへ

    ニュース設定