フル参戦のチャンスを活かせず不振に終わったルーベ、2024年に向け「もう一度自分の力を見せたい」

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2023年12月05日 12:20  AUTOSPORT web

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ピエール-ルイ・ルーベ駆るフォード・プーマ・ラリー1(Mスポーツ・フォードWRT) 2023年WRC第2戦ラリー・スウェーデン
 Mスポーツ・フォード・ワールドラリーチームより2023年シーズンのWRC世界ラリー選手権に参戦したピエール-ルイ・ルーベ。当初の予定よりも1ラウンド分早く今季のキャンペーンを終えた彼は、すでに2024年シーズンを楽しみにしている。

 26歳のフランス人ドライバーが、引き続きフォード・プーマ・ラリー1のレギュラーシートを得られるかどうかはまだ確認されていないが、彼はトップカテゴリーである“ラリー1”に戻り最前線で自身のペースをさらに証明する機会を狙っている。

 昨シーズンはWRCのイベントで初めてラリーリーダーになるなど目覚ましい活躍を見せたルーベだが、レギュラードライバーに昇格して迎えた2023年シーズンはその快進撃を維持するのに苦労し、最終的には11月16〜20日に行われた最終戦『ラリージャパン』を欠場するかたちで早々に今季のキャンペーンを終えることとなった。

 そのラリージャパンでは、結果こそ出なかったが28歳のアドリアン・フルモーが、ルーベに代わってフォード・プーマ・ラリー1をドライブした。今シーズン2勝を挙げた“エース”オット・タナクのチーム離脱が決まっているなか、Mスポーツのチーム代表であるリチャード・ミルナーは「ふたり(ルーベとフルモー)とも残しておきたい」と発言している。

 Mスポーツの2024年ラインアップが確定しないなかルーベは来シーズンに向け、巻き返しを図ると意気込んでいる。

「今年は自分たちの実力を示すことができなかったと思う」とWRC.comに語ったルーベ。

「昨年は良かったし力強いラリーができたけど、2023年は同じようにならなかった。年間を通して失望もあった」

「新しいシーズンを迎える前に少し休んで、自分の中ですべてをリセットしたい。今年はタフな1年だったけど、次はまた自分にできること、自分の力を示したいと思う。僕は自分のやり方で物事を進める必要があるだけだ」

「そして時には運も必要だ。今年はあまり幸運に恵まれなかった」

 2022年はパートタイムで計7ラウンドに参戦し、ラリー・イタリア・サルディニアとアクロポリス・ラリー・ギリシャで総合4位を獲得してペースとポテンシャルを証明したコルシカ出身のルーベ。しかし、今季の彼はアクシデントや度重なるマシントラブルなどによって思うような結果を出すことができず、ベストリザルトはラリー・スウェーデンとラリー・エストニアでの6位に終わった。

 そんなルーベは来季2024年もフォード・プーマ・ラリー1に乗り続けるため、Mスポーツと残留に向けた話し合いを続けている。

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