不祥事芸能人たちを復活させる“千鳥再生工場”、次にテレビ復帰を狙う「芸能人の名前」

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2023年12月07日 13:00  週刊女性PRIME

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千鳥

 大悟(43)とノブ(43)のお笑いコンビ・千鳥は、テレビで見ない日がないと言っていいほどの活躍ぶりだ。そんな千鳥がいま、不祥事芸能人たちをプチ復活させる“千鳥再生工場”となっている。

 TKO・木下隆行(51)、アンジャッシュ・渡部建(51)、俳優の東出昌大(35)など、近年世間から叩かれていた彼らが、千鳥の番組に出演して以来、少しずつ活躍の場を広げているのだ。

 そして、満を持して次に千鳥が復活させるのは、元雨上がり決死隊の宮迫博之(53)かもしれない──。

『チャンスの時間』が“千鳥再生工場”の登竜門か

 木下、渡部、東出に共通しているのが、インターネットテレビ局・ABEMAで放送されている千鳥がMCの番組『チャンスの時間』への出演だ。

 地上波の番組だとスポンサーの兼ね合いなどもあり、不祥事芸能人は呼びづらいのかもしれないが、ネット番組はそういったしがらみが少なく、チャレンジングなキャスティングがしやすい。

 だが、ネット番組と侮るなかれ。『チャンスの時間』は番組側が公式で切り抜き動画を作成しYouTubeで公開。3人の出演回はかなりの再生数である。

 たとえば木下の動画は約460万再生、渡部の動画は約800万回再生を叩き出しており、昨月出演したばかりの東出の動画も公開から10日ほどで約50万回再生を記録している(いずれも12月2日現在)。

 東出は人気企画『ノブの好感度を下げておこう!』に、ノブと対談のような形で出演。

 ノブから「女いってる?」と尋ねられると、苦笑しながら「まぁ、いってます、いってます」と赤裸々に答えたり、不倫発覚当初は「ヤフコメとか見まくって」などと率直に吐露したり、素の一面を見せていた。

 この東出の出演回は当然、賛否両論あったのだが、彼が今までほとんど見せてこなかった表情が引き出されており、新鮮だったことは確かだ。

 千鳥は破天荒な芸風ながら、その人物の性格や状況などを的確に汲み取って、パンチの効いたワードセンスでおいしくイジる能力がズバ抜けている。そのため、不祥事芸能人たちの“禊が済んだ”と思わせられることもあるだろうし、千鳥の番組自体が彼らの取扱説明書(=イジり方)のような機能を果たしている。

 ちなみに、千鳥がメインを務めるNetflixオリジナルバラエティー番組『トークサバイバー!』にも東出(シーズン1)と渡部(シーズン2)は出演。特に渡部は不倫スキャンダルの自虐トークを連発し、『チャンスの時間』に続いて『トークサバイバー!』でも確かな爪痕を残していた。

『テレビ千鳥』の宮迫が登場しない宮迫回が大ウケ

 このように千鳥がイジることで不祥事芸能人たちがプチ復活を果たしており、さながら“千鳥再生工場”の様相を呈している。

 この流れに乗って、次に“千鳥再生工場”の白羽の矢が立つのは、あの大物芸人かもしれない。

 そう、宮迫博之である。

 というのも、千鳥と宮迫が直接共演したわけではないのだが、千鳥の地上波冠番組で宮迫に対する世間の印象の“観測気球”が上がったともっぱらだからだ

 それは今年9月のこと。テレビ朝日系の『テレビ千鳥』が、『宮迫さんのラヴ・イズ・オーヴァーをちゃんと聴きたいんじゃ』という企画を放送。断わっておくと宮迫の歌声が流れただけで、彼は1秒たりとも出演していない。

 宮迫の歌う『ラヴ・イズ・オーヴァー』が上手すぎるあまりに笑ってしまうということで、千鳥とケンドーコバヤシ、FUJIWARA・原西孝幸の4人が、宮迫版『ラヴ・イズ・オーヴァー』を聴き、笑わずに耐えられるかという珍チャレンジ企画。

 宮迫のクセが強すぎる歌い方に4人は爆笑の連続で、20回チャレンジするも成功しなかった。この本人不在の宮迫特集回は視聴者たちから絶賛の声が多数集まっていた。

 この放送回にネット上では……

《吉本界隈ではそこまで宮迫に拒絶がないんだろう。今好調の千鳥が先輩を少しでも地上波の取っ掛かりになるように奮闘してるって所かな》

《後輩みんなでナルシスト宮迫をいじってる姿面白かったわ。それでも宮迫を助けようとしてる後輩たちの優しさは素敵でした。もう少しでチャンスの時間に出れるかな》

《宮迫もう復帰していいでしょ。闇営業なんて実はどうでもよくて吉本首脳陣に噛みついたから干されたこと明白。もう変な会長も万博のほうへ行かれたので復帰してください》

《めっちゃ面白かった!4,5分の歌なのにちゃんと番組としても成立してて、ただただ爆笑してしまった。今となっては、何で干されてるのかも謎にはなってきたけども……》

 千鳥の手腕によって宮迫の歌声がエンタメとして昇華されたわけだが、少なくとも『テレビ千鳥』を観た視聴者からは宮迫への拒否反応は少ない。

 来年、“千鳥再生工場”で復活を遂げるのは宮迫が大本命なのではないだろうか。

堺屋大地●コラムニスト、ライター、カウンセラー。 現在は『文春オンライン』、『CREA WEB』(文藝春秋)、『smartFLASH』(光文社)、『週刊女性PRIME』(主婦と生活社)、『日刊SPA!』などにコラムを寄稿。これまで『女子SPA!』(扶桑社)、『スゴ得』(docomo)、『IN LIFE』(楽天)などで恋愛コラムを連載。LINE公式サービス『トークCARE』では、恋愛カウンセラーとして年間1000件以上の相談を受けている(2018年6月度/カウンセラー1位)。公式Twitter:

https://twitter.com/sakaiyadaichi

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