くらげ『M-1』ファイナリストインタビュー

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2023年12月15日 18:11  TVerプラス

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『M-1グランプリ2023』(ABCテレビ・テレビ朝日系)の「決勝戦」「敗者復活戦」が、12月24日(日)に開催される。決勝進出決定直後のファイナリスト9組にインタビューを実施、この記事では、くらげ(杉昇、渡辺翔太)のコメントを紹介する。

<決勝進出>
真空ジェシカ(ガク、川北茂澄)、令和ロマン(高比良くるま、松井ケムリ)、ダンビラムーチョ(大原優一、原田フニャオ)、くらげ(杉昇、渡辺翔太)、モグライダー(芝大輔、ともしげ)、ヤーレンズ(楢原真樹、出井隼之介)、マユリカ(阪本、中谷)、さや香(新山、石井)、カベポスター(永見大吾、浜田順平)、敗者復活戦を勝ち抜いた一組。

――『M-1グランプリ2023』決勝進出を決めた今のお気持ちを聞かせて下さい。

渡辺翔太:とにかく嬉しいのと、お世話になってきた先輩や、決勝に残れなかった同期や後輩が、オレたちを“希望の光”と言ってくれていて。こんなにも地味でキャラもなくて、コツコツやるしか取り柄のないくらげが、“準決勝に行くだけでもすごいよ!”って世界戦に勝ったくらいの勢いで喜んでくれたんです。それが今回、 “マジでくらげでも決勝行くんや!”って思ってもらえたら嬉しいですし、これまで期待してくれていた人たちに対して、なんというか、“報うこと”ができて良かったと思いました。本当に嬉しいですね。

杉昇:僕たちが普段から立っている「ヨシモト∞ホール」で、くらげのステッカーを作って販売してくれたんですが、あまりにも売れなさ過ぎて、自分たちで責任感じて買ったんです。そういうことを少しでもやらなくていいようになるなって思うと、この決勝進出で劇場のみなさんに恩返しできたらな、と思いますね。

――今年のコピーが「爆笑が、爆発する。」ですが、これまでの戦いを振り返り「爆発した」と感じる瞬間はありましたか? あれば、教えてください。なければ、「爆発する」のに必要なものは何だと思いますか?

渡辺:2019年の初めて準決勝出場できたときの3回戦です。当時、僕らは出演していた劇場「ルミネtheよしもと」で、誰ともしゃべらないようなコンビだったんですが、その3回戦のあとは、いろんな先輩やほかの事務所の先輩たち、劇場のスタッフさんからも声をかけてもらえるようになって。あの3回戦が、最初に僕たちを認知してもらえた、爆発した瞬間だったんじゃないかなって思います。明らかにノーマークなコンビがウケたときって、興奮すると思うんですけど、それで会場全体がハイになってくれたんだと思います。

――「ファイナリストの中で自分たちが一番○○だ!」……「○○」に入るのは?(自分たちの強み、持ち味はどこだと思いますか?)

杉:他の人たちがやらないような構成とか、落とし方とかを意識してネタを作っているんで、ファイナリストの中では、誰よりも見たことのないようなネタをできるんじゃないかと思っています。

渡辺:圧倒的にハードルが低いです、僕たちが。

――と、いいますと?

渡辺:こんな2人が、こんな服着て出てきたら、いかにもつまんなそうじゃないですか。そんな奴らが、こんな感じの漫才やるの? っていう意外性が、いい感じで『M-1』のお客さんの興奮材料になればと思っています。

杉:ちなみに、(渡辺の)衣装は“わざとダサくしている”ってよく思われているんですけど、普段からめっちゃダサいんですよ。

渡辺:それは言うなよ。私服は同じジャージを14年も着続けているとか。

――ほかのファイナリストの中で意識しているコンビは? それはなぜ?

杉:僕はさや香ですね。大阪の同期で、最近は僕たちも大阪に行くようになり、さや香も東京へ来る機会が増えて、ちょいちょいしゃべらせてもらっているんですけど、僕たちよりもひとつ上の考え方をしているなって感じますし、勉強になる反面、意識もしていますし、僕は勝手にライバル視しています。

渡辺:僕もさや香ですね。しゃべくり漫才で戦って倒さないといけない相手でもあるので。

杉:さや香の熱量には勝ち目がないと思っていますが、僕たちはネタの構成と意外性。違う形ですけど、勝ちたいですね。

――優勝賞金1000万円の使い道は?

杉:僕は家族がいるんですけど、旅行に行きたいですね。奥さんも旅行が好きで、子供もプールが好きなので。旅行先は関東圏で大丈夫です。

――ちなみに、お子さんは何歳ですか?

杉:2歳半と、生まれて2日です。

――『M-1』準決勝の2日前ですか! それはおめでとうございます!!

杉:今週は『M-1』決勝と出産が決まりました。

渡辺:よくその二つが決まったよな! てか、マジで決勝進出できて良かったよ。僕は100万だけ自分で使ってめちゃくちゃ後輩たちとお酒飲んで、あとは親にあげたいです。

――今後、優勝者/ファイナリストとなり、さらに出演番組も増えていくかと思いますが、どんな番組に出演されたいなどありますでしょうか? ご自身の冠番組でも結構です。

渡辺:僕は『しゃべくり007』に出たいです。あとはサンドウィッチマンさんが大好きなので、番組じゃなくても、ライブでもご一緒したいです。

杉:(冠番組だったら)僕はヨシモト∞ホールでいつも一緒に出ている人たちと、劇場でやっているコーナーを一緒にやりたいですね。劇場での笑いがテレビでも通じるのかどうか、やってみたいです。タイトルをつけるなら……「おしゃべりクラゲ」。

――『M-1グランプリ』決勝へ向けた意気込みを一言で! そして、相方にも一言!

渡辺:(決勝に向けて) 優勝を目指さないと意味がないと思うので、日和らずに、無難にならずに、噛んでもいいくらいの気持ちで、堂々と出場しようと思います。たとえ負けたとしても、堂々と負けようと思います。

(相方に向けて)子供ができたばかりで、大変だと思うけど、しんどい時でも栄養ドリンク1本だけじゃなくて、栄養付けてやってくれよ、というのと、お互いネタを飛ばさないようにやりましょう。

杉:(決勝に向けて)物怖じすることなく、いつもの感じでできれば、悪いことにはならないっていう自信はあるので、いつも通りやります。

(相方に向けて)お酒をよく飲むので、本番に影響が出ないくらいの量に控えてほしいですね。
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