39歳のハミルトン、F1引退時期は慎重に決めたい考え「後悔しないよう、一度休暇を取って考えるのが理想的」

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2024年01月29日 08:10  AUTOSPORT web

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2023年F1第11戦イギリスGP ルイス・ハミルトン(メルセデス)
 メルセデスのルイス・ハミルトンは、F1でのキャリアが終わりに近づき始めたとき、後で後悔することがないよう、引退を正式決定する前に休暇を取る可能性があると示唆した。

 39歳のハミルトンは今年、18年目のF1シーズンを迎える。彼はこれまで103勝を挙げ、7度の世界タイトルという、F1のレジェンドであるミハエル・シューマッハーと並ぶ記録を打ち立てている。

 残念ながら過去2シーズンのハミルトンは、キャリアを通じて享受してきた驚異的な成功を得ることができなかった。メルセデスが2022年に導入されたF1のグラウンドエフェクトレギュレーションへの適応に苦戦したことで、2年にわたり、勝利から遠ざかったのだ。

 2022年にハミルトンはタイトルを奪還することができず、2023年シーズンはわずかに改善したものの、タイトルはおろか、レースでの優勝にも挑戦することができなかった。

 このような苦しい状況にあるものの、ハミルトンは今でもF1への情熱を失ってはいない。昨年、ハミルトンとメルセデスは2025年末まで契約を延長したことを発表した。

 ハミルトンにとって8度目の世界タイトル獲得は最重要となる目標だが、それがF1で走る目的というわけではないと主張する。また、引退については、後から後悔することがないように、1年間の休暇を取って、自分の気持ちを見つめ直してから決断を下すことが理想的だとも述べた。

「8度目のタイトル獲得が終着点になるとは一度も言ったことはない」とハミルトンは『Formule 1』に語った。

「でも、F1の次に何が起こるかは分からない。必ずしもF1の世界で活動し続けたいと思っているわけではないが、絶対にないとは言い切れない」

「とはいえ、走っているわけではないのにどこかのピットボックスにいるなんて想像できないよ。そんな時、『もう1年続けられたかもしれない』と考えてしまうだろう」

「そうであれば、一回休暇を取って、自分が復帰したいのかどうかを考えてみる方がいいだろうね」

 一度F1を離れた後に復帰した代表的な例は、ミハエル・シューマッハーとフェルナンド・アロンソである。2022年末でF1から引退したセバスチャン・ベッテルも、いずれ戻ってくる可能性があるのではないかと期待されている。

「(その噂に)驚きはしなかったよ。今は、引退したドライバーにはよくあることだからね。フェルナンドが戻ってきて、ミハエル・シューマッハーも戻ってきた」とハミルトンはコメントした。

「他のスポーツのアスリートについても目にしたことがあるし、何人かと話をしたこともある。彼らは『それまでの人生でずっとやってきたものが突然なくなってしまうんだ』と言っていた。信じられないほど大きな穴に落ちてしまうようなものだと、想像できるよね」

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