カタールがウズベキスタンを撃破! 前回大会王者がPK戦を制してアジア杯準決勝進出

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2024年02月04日 04:37  サッカーキング

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準決勝に進出したカタール代表 [写真]=Getty Images
 AFCアジアカップカタール2023・準々決勝が3日に行われ、カタール代表とウズベキスタン代表が対戦した。

 今大会の開催国であり、前回大会の王者でもあるカタール代表は、グループAの戦いで3戦全勝。得点数は「5」、失点数は「0」と安定感のある戦いを披露した。1月29日に行われた決勝トーナメント1回戦(ラウンド16)では、パレスチナ代表に先手を取られながら、前半アディショナルタイムと後半立ち上がりの得点で2−1と逆転勝利。2連覇に向けて着々と歩を進めている。

 一方、グループBに入ったウズベキスタン代表は、1勝2分の成績で勝ち点「5」を獲得し、オーストラリア代表に次ぐ2位でグループステージを突破。30日に行われたラウンド16では石井正忠監督が率いるタイ代表と対戦し、2−1で勝利していた。3大会ぶりの準決勝進出を懸けて、開催国との一戦に臨む。

 試合は立ち上がりからカタール代表が主導権を握り、チャンスの数を増やしていく。27分には敵陣右サイドでのスローインから細かくボールを繋ぎ、ハサン・アル・ハイドゥースがペナルティエリア右の深い位置へ侵入。クロスボールがルスタム・アシュルマトフに当たってコースが変わると、GKウトキル・ユスポフ処理しきれず、ゴールへ吸い込まれた。カタール代表が幸先良く先手を取っている。

 対するウズベキスタン代表はなかなかシュートまで持ち込む場面を作れなかったものの、36分には決定機を作り出す。最終ラインからのロングフィードで左サイドを破ったオストン・ウルノフがペナルティエリア左まで持ち運び、相手選手を引き付けて折り返すと、ファーサイドへ走り込んでいたアジズベク・トゥルグンボエフがフリーでこのボールに反応。思い切り良く左足を振り抜いたが、シュートはモハメド・ワエド・アルバヤティの体を張ったブロックに阻まれた。

 前半終盤には、カタール代表はセットプレーで、ウズベキスタン代表はショートカウンターで決定機を作ったが、仕留めることはできない。前半はこのままカタール代表の1点リードで終了した。

 すると、59分にウズベキスタン代表が試合を振り出しに戻す。ハーフライン付近で相手のロングパスをカットし、頭で繋ぎながらボールを前進させると、自らのヘディングのこぼれ球を回収したオディルジョン・ハムロベコフが、スピードに乗りながらボックス内に侵入。倒れ込みながら左足で放ったシュートがネットを揺らし、貴重な同点弾をマークした。

 白熱した一戦は、1−1のまま延長戦へと突入。94分には、中盤からのミドルパスを受けたカタール代表のアブドルアズィーズ・ハーティムが、胸でのワンタッチでハーリド・マジードにパスを送り、ワンツーをする形からペナルティエリア外で左足を振り抜く。相手DFの足に当たったボールは、鋭く落ちながらゴールに向かうが、クロスバーへと直撃し、惜しくも得点には至らなかった。

 結局、120分でも決着がつかず、勝負はPK戦にもつれこむ。互いに1人目は成功したものの、2人目は両国のGKがビッグセーブを見せて互いに失敗。3人目は後攻であるカタール代表のアルマフディ・アリ・ムフタルが枠を大きく外してしまう。絶体絶命のピンチに陥ったカタール代表だったが、GKマシャアル・バルシャムが、2本連続でシュートをストップ。最後はペドロ・コレイアが確実にキックを沈め、カタール代表がPK戦を制した。勝利したカタール代表は、日本時間2月8日の0時(7日の24時)より行われる準決勝で、日本代表を2−1で破ったイラン代表と対戦する。

【スコア】
カタール代表 1−1(PK 3−2) ウズベキスタン代表

【得点者】
1−0 27分 ウトキル・ユスポフ(OG/カタール代表)
1−1 59分 オディルジョン・ハムロベコフ(ウズベキスタン代表)

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