「もうひとつの夢を叶える機会」を得たハミルトン。フェラーリF1移籍は今までで最も難しい決断だったと明かす

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2024年02月06日 18:10  AUTOSPORT web

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ルイス・ハミルトン(メルセデス)
 ルイス・ハミルトンは、2024年末に11年間在籍したメルセデスを離れ、2025年にフェラーリに加入するという決断について、初めて公にコメントした。

 2月2日のメルセデスのプレスリリースには彼の短いコメントの引用が含まれていたものの、ハミルトンは土曜日まで待ってから、自身のインスタグラムのソーシャルメディアページから、彼のファンに衝撃的な展開について直接個人的な見解を伝えた。ハミルトンはこの機会を利用し、フェラーリでドライブすることは長年の夢であったこと、そのチャンスが訪れたとき、それを断ることはできなかったことを説明した。

「色々な感情でいっぱいの、クレイジーな数日間だった。でもご存知のとおり、メルセデスAMGペトロナスF1チームで素晴らしい11年間を過ごした後、人生の新たな章を始める時が来た。僕は2025年にスクーデリア・フェラーリに加入する」

「メルセデスで子どもの頃に夢見ることしかできなかったことを達成した後に、子どもの頃のもうひとつの夢を叶えるチャンスを得たことは、信じられないほど幸運なことだと感じている。赤いフェラーリでドライブするんだ」

「メルセデスは13歳の時から僕の人生の大きな部分を占めてきたから、この決断は僕にとって今までで一番難しいものだった。僕たちがともに成し遂げたことをとても誇りに思っている。長年にわたって一緒に仕事をしてきたすべての人たち、そしてもちろんトトの友情、手引き、リーダーシップに心から感謝している。僕たちはともににタイトルを獲得し、記録を破り、F1史上最も成功したドライバーとチームのパートナーシップになった。そしてもちろん、今でも毎日懐かしんでいる絶大な支援者だったニキ(・ラウダ)のことを忘れることはできない。また、メルセデス・ベンツの取締役会と、ドイツと世界中のオフィスのすべての人々が、この26年間僕を支えてくれたことに心からの感謝を捧げる」

 ハミルトンは「しかし、変化を起こし、新しい挑戦をする時がやって来た」と明かし、2013年に彼のキャリア初期のホームだったマクラーレンを離れ、メルセデスに加入する決断をしたときに感じた同様のショックについて振り返った。

「2013年に初めてメルセデスに加入したとき、なんとかなると信じて未知の世界に飛び込んだときの感覚を今でも覚えている。当時は理解できなかった人もいたと思うが、あのときに僕が動いたのは正解だった。今、またあの感覚が戻ってきた。この新しい機会に何をもたらすことができるか、そして僕たちが一緒に何ができるかとても楽しみだ」

「それでも、今は2025年のことは考えていない。僕の焦点はこれからのシーズンと、メルセデスとともに軌道に戻ることにある。僕はこれまで以上に意欲的だし、これまで以上に体が仕上がっていて、さらに集中している。メルセデスがふたたび勝てるように助けたいと思っている。僕は自分のやるべきことに100%コミットし、チームとのパートナーシップを最高の形で終わらせようと決意している。僕と一緒にこの旅を続けて、夢を追いかける僕を励ましてくれたみんなに感謝している。これからもみんなのことを誇りに思えることを願っている。いつものように、愛とポジティブなエネルギーを送るよ」

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