「二度と出すな」香川照之&猿之助に辛辣声も歌舞伎界には「責める人いない」埋まらない世間とのズレ

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2024年02月08日 17:30  週刊女性PRIME

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週刊女性PRIME

香川照之、市川猿之助

 俳優・香川照之(歌舞伎役者・市川中車)が久々に公の場に登場した。1月28日、息子の市川團子とともに、昨年亡くなった父・市川猿翁さんとその弟で叔父にあたる市川段四郎さんを追悼する『澤瀉屋 送る会』に参列。翌日には自身のXを更新し、

《昨日東京・帝国ホテルにて、父・二世市川猿翁と叔父・四世市川段四郎を送る会を開催させていただき、700名近い関係各位のご来場を賜りました。参列者の方々からは、『本当に活力をもらった、元気をもらった、生きる勇気を授かった、ありがとうございます』とのお言葉を数多く頂戴しました。しかし、そんな有り難いお声を聞けた私たちこそが、皆様から逆に勇気とパワーをいただいたことは間違いございません

 と、感謝の思いを綴った。

賛否が分かれる現状

 2022年、過去の話ではあるが銀座のクラブに勤務する女性に狼藉を働いていたとする報道が出てテレビから消えた香川だったが、歌舞伎の世界ではしっかり復活できていた様子。しかし、非難の声が消えたわけではない。ネットでは、

《香川照之を今更、ニュースで取り上げる事も無い。こんなくだらない奴を二度とテレビに出すな》

《息子さんの為に澤瀉屋を意識して歌舞伎界に乗り込んできたのでしょうが、 どうしても銀座での不祥事が思い出される。テレビから排除され歌舞伎に逃げたとしか思えないです。歌舞伎業界って色々事件や不貞を犯しても仕事があるって、ある意味怖い世界ですね

 と、厳しい意見が見られる。一方で、

《市川中車さん、この方は苦労の多い方です。少年の様な所もあり、さすが東大卒と言う知識、教養の高さを感じさせてくれます。これからもご苦労有るかと思いますが頑張ってほしいです

《香川さんならしっかり前へ進んでいける!》

 など、彼を応援する声も多い。

猿之助は團子に指導も…

 また、香川は『送る会』で、執行猶予中の従兄弟・市川猿之助の近況についても明かしている。息子の市川團子は2月から新橋演舞場にてスーパー歌舞伎『ヤマトタケル』に出演することが決まっているが、『スーパー歌舞伎』は猿翁さんが確立し、2012年に猿之助もヤマトタケル役を勤めた作品。猿之助が舞台に関わるのかを聞かれた香川は、

「その役を演じた主役の人が次に演じる役者に口伝で伝えていくというのが歌舞伎界の常でございます。その意味では父が作り上げた『ヤマトタケル』を12年前4代目市川猿之助が初役で勤めたときに、事細かに決まり事から含めて聞いたのは4代目です。その聞いたこと、確認したこと、父から4代目に伝わったこと、これを團子に役者としておろし、話を伝えていくという作業はしていただいております

 と、團子が猿之助から指導を受けていることを明かした。

 だが、猿之助に対しても非難の声は多い。

両親の自殺幇助した人間が再度表舞台に登場して欲しくない(見たくない)。伝統芸能を守るとか言うが、甘やかしすぎは相撲業界のように不祥事ばかり起きる》

猿之助は絶対歌舞伎に戻ってはいけない。日本の伝統芸能の名誉を汚してはいけない。 きれいな形で後世に残さなければいけない》

 2人の置かれた状況について、あらためて歌舞伎関係者に話を聞くと、

「もはや中車さんの騒動や猿之助さんの事件のことが話題に上がることはなく、口にする人もいません。それは歌舞伎ファンも同じこと。テレビのことはわかりませんが、こと歌舞伎の世界では、中車さんを責める人はいませんでしたし、猿之助さんに関しても、早く戻ってきて素晴らしい演技を見せてもらいたいと、みんなが切に願っています。それは松竹も同じです」

 ふたりは、“歌舞伎役者でよかった”と身に染みて感じているのではないだろうか――。

このニュースに関するつぶやき

  • <歌舞伎の世界ではしっかり復活できていた> 「クソ野郎」でも「親殺し」でも『復活でき』ちゃうのが「歌舞伎界」。 支えてるファンにも問題があるのさ。
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