物を手放さない祖母の家、母娘で泣きながら片付けて…… 物も心も整理する姿が450万再生「大切な事に気付かせてくれた」「涙が溢れました」

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2024年02月13日 21:33  ねとらぼ

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先延ばしにしていた祖母の家の片付けを始めた母娘

 1人暮らしの祖母が入院し、母娘で祖母の家を片付ける動画がInstagramに投稿されました。記事執筆時点で452万再生を突破、「大切なことに気付かせてくれる素敵な動画」「いろいろと考えさせられました」といったコメントや涙する声まで、物と心を整理する、大変で大切な時間の記録がさまざまな反響を呼んでいます。


【画像】片付けた結果


●先延ばしにしていた祖母の家を片付ける


 投稿したのはnamytoneさん。2023年1月3日に祖母が入院し、退院後に再び1人で暮らすという選択肢がなくなったことから、母親と話し合って一緒に片付けることに。


 数えきれないほどの思い出があり、「退院後もこの家に帰ってきて欲しいから、ほんとは片づけたくない。でもやらなければいけない、もうやるしかない」と、感情と現実の間でゆれながらも決心。


 早送りの動画では、投稿者さんが片付けの途中で見つけた麦わら帽子を被り、下を向いている母をなんとか笑わせようとする様子も映っています。


 片付けに覚悟がいるほど物が多いのは、「食べ物のない時代を生きてきた人なので物を所有する、手放さないことが当たり前」だったため。


 といっても、台所に掛けられた布巾はちゃんと漂白され、お茶碗もピカピカで、1人暮らしの祖母はここで丁寧に暮らしていました。また、いつ会いに行ってもちゃんとご飯を作って食べていたとのことで、投稿者さんが自炊を心がけるようになったきっかけも祖母だったそうです。


●泣きながら、笑いながら片付けた時間


 そんな尊敬し、大好きな祖母の家を、ときには泣きながら、ときには笑いながら、片付けを進めていった2人。今回の経験を通して、「自分で管理できる『物』を、管理できる『量』だけ持つ」など、自身の身の回りの物についても把握・片付けようと決意したと語っています。


 そして同時に「心を震わせるくらい大切に思える人がいるって、本当に幸せなことだなと思います」と、改めて実感したことも。


 ちなみに今回、整理して捨てることになった量は、2台の車でクリーンセンターに9往復するほどだったのだとか。


 寄せられたコメントでは「涙が溢れました。心も辛い片付け、お疲れ様でした」「私も実家の片付けが気になりつつ、でも面と向かって言えずにいます」など、片付け中の心境や、なかなか行動に移せないことに共感する声がみられ、「私も改めて、少しずつ片付けよう…と考えさせられました」「今後どう生きるか、何を所有しどう扱うか、より考えるきっかけになりました」といった声が寄せられています。


 国民生活センターが2021年に発信した特集では、生前整理は「より豊かに生きることを前提とした整理」と説明されています。今回のように事前に家族で話し合い、気持ちを共有することでより絆が深まる、そんな前向きな生前整理ができたらいいですね。


 日々の暮らし方や家事術・空間づくりなどを発信し、働く女性から共感を集めているnamytoneさん。Instagramをメインに、YouTubeチャンネル「namytone」でも情報を発信中です。


 2024年2月20日には、2冊目となる著書『人生は折り返し地点からがきっとたのしい』がインプレスから発売予定。40歳という1つの節目を前に、そこに向かうまでの準備や暮らしの見直し方・考え方などをまとめたライフスタイル本です。


画像提供:namytone(@namytone)さん


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  • 親が急性期から療養期へ転院して施設に戻らないとの確定で レンタ契約等を解約。逝って1年、片付けが進まない
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