中村勘九郎、息子・勘太郎の成長に感動 誕生日プレゼント“公開おねだり”に仰天「それが欲しいの!?」

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2024年02月15日 12:26  ORICON NEWS

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息子・勘太郎の成長に感動していた中村勘九郎(右) (C)ORICON NewS inc.
 歌舞伎俳優の中村勘九郎(42)と中村勘太郎(12)親子が15日、東京・京橋にある「江戸歌舞伎発祥之地」記念碑前で、現在歌舞伎座で開催している中村勘三郎さん(享年57歳)の十三回忌追善興行『猿若祭二月大歌舞伎』の取材会に参加した。

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 勘太郎は今月22日に13歳の誕生日を迎える。記者から「欲しいプレゼントをここで言っておけば買ってもらえるかも」と促されると、「黒のジャケット」と回答。勘九郎はこの“大人”なリクエストに思わず「ジャケット?それが欲しいの!?」と驚きつつ、「でも中学生になって、ちょっとずつオシャレに目覚めてきているのかな」と、息子の成長をしみじみ噛み締めた。

 さらにバレンタインデーの話題となり、勘太郎が「友だち同士でチョコをあげ合って、5〜6個もらいました」と報告すると、勘九郎は再び「そんなに!?」と仰天。記者から「お父さんは中学生時代、もっともらっていましたよね?」と問われ、「それほどでもないですよ。トラック2台分くらいです」とジョークを飛ばし、笑いも誘った。

 追善興行夜の部では、江戸歌舞伎の発祥を題材とした中村屋ゆかりの舞踊『猿若江戸の初櫓(さるわかえどのはつやぐら)』が上演されている。本演目は、勘三郎さんが1987年の初演で主役・猿若を演じ、その後2005年から2021年まで勘九郎が同役を継承。今年の追善興行では、勘三郎さんの孫で勘九郎の長男である勘太郎が初役で猿若を務めている。

 同役を勘太郎に任せることについて勘九郎は、「父が初演した当時は30歳頃でしたし、私が初めて猿若を演じたのも22歳頃なので、正直なところ12歳で挑戦する演目ではないかなと思っていた」と素直な心境も明かしつつ、「勘太郎は本当にけいこ熱心でもありますし、何よりも芝居が好き。そういった熱意を感じた」と決断。

 勘太郎は「たぶん今までで一番難しい踊りなので、ずっと汗だくでけいこしていました」と明かし、初役に対して「すごく緊張することもありました」と振り返った。そんな勘太郎の演技について、勘九郎は「吸収力がすばらしい」と賛辞。「お客様のパワーもそうですけれども、共演者の方々からも力をもらって日々進化している。うれしいですね」と、役者としての成長も喜んだ。

 最後に勘九郎は「江戸歌舞伎発祥400年という節目の公演はめったに見られないですし、記念すべきときにより多くのお客様に足を運んでいただけたらうれしく思います」と呼びかけ、勘太郎は「一生懸命踊っていますので、ぜひ見に来てくださればいいなと思っております」と言葉に力を込めた。


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