クリストファー・ノーラン監督、『オッペンハイマー』の脚本の表紙にキリアン・マーフィーへ感動的なメッセージ綴る
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2024年02月21日 14:21 cinemacafe.net
『オッペンハイマー』で初めてアカデミー賞にノミネート(主演男優賞)され、受賞に期待がかかるキリアン・マーフィーがCBS局のドキュメンタリー番組「60 Minutes」に出演。20年以上の付き合いがあるクリストファー・ノーラン監督から『オッペンハイマー』の脚本が届いた時の秘話を明かした。
ノーラン監督が書いた脚本はコピー防止のため、赤い紙に黒い字でプリントされているという特徴がある。『オッペンハイマー』もそうだったという。キリアンが受け取った脚本の表紙には「大好きなキリアン。ついにきみが主演する姿を見るチャンスが来た。愛を込めて、クリス」とノーラン監督からメモ書きが添えられていた。その前に、電話で「あのね、オッペンハイマーをテーマとした映画の脚本を書いたんだ。きみに私のオッペンハイマーになってほしい」とラブコールを受けていたキリアンは大喜びだったとのこと。
キリアンはこれまでノーラン監督作の『バットマン ビギンズ』『ダークナイト』『ダークナイト ライジング』『インセプション』『ダンケルク』に出演したことがあるが、6度目で初めて主演をつかんだのだ。
キリアンは昨年夏、『オッペンハイマー』の公開前に「AP通信」にこんなことも明かしていた。「どんなに小さい役でもあなたの映画なら出たいと、公の場でもプライベートでも常にクリスに言っていました。でも心の奥底では、ひそかに、彼の映画に主演することを切望していました」。
『オッペンハイマー』は3月10日(現地時間)開催のアカデミー賞で13部門にノミネートされている。
(賀来比呂美)
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